Netflix「スペース・フォース」シーズン3 は実現ならず…シーズン2で打ち切りを発表


Netflixは、米宇宙軍の一大ミッションを描いたコメディシリーズ「スペース・フォース」の打ち切りを発表した。これで期待されていたシーズン3の制作は、正式に断念するかたちとなった。

同シリーズは、『ジ・オフィス』のスティーヴ・カレルが主演するNetflix史上最大のコメディ企画のひとつであった。シーズン2はコスト削減のために制作拠点をロサンゼルスからバンクーバーへ移行し、脚本家の入れ替え、更にはエピソード数も10話から7話に減らしている。

大幅なコストカットにもかかわらずキャンセルされたのは、やはり更新の決め手となる視聴率の低迷にあるようだ。

ベンチマークとして、シーズン1は視聴者数4000万人(最初の28日間)という記録を残しているが、シーズン2に至っては公表していない。ただそれに匹敵する数字を獲得できなかったのは容易に想像できる。

一方、同社が発表した視聴時間データによると、シーズン2配信開始(2022年2月18日)の週間チャート[期間:2月14日から2月20日]は、1104万時間の視聴で第10位でランクインするものの、その後すぐにTOP10圏外に転落した。

国別にみると、アメリカやカナダはもちろん、オーストラリア、ヨーロッパでTOP10入りを果たした。しかし制作国のアメリカでは、総合TOP10に6日間、TV番組TOP10に10日間の日数しかランクインすることができなかた。

[Picture] ©︎ 1997-2022 Netflix,Inc.

同番組とって明るいニュースとしては、シーズン2の評価・レビューが概ね好意的であったことだ。

米映画評論サイトRotten Tomatoes では前作よりもスコアが批評家・視聴者ともに向上している。

Rotten Tomatoes scores for Space Force

また、ジョン・マルコビッチによる “Fuck Microsoft” の瞬間を指した動画がTikTokでバズり、3つのクリップが4000万回以上再生される異例の事態が起きた。

Space Force season 2 viral clips

TVシリーズ「スペース・フォース」はNetflixで独占配信中。

作品ページ・予告編は▶︎こちらから

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