Netflixはグリーシャの騎士団の活躍を描いたリー・バーデュゴのデビュー小説に基づいたTVシリーズ「暗黒と神秘の骨」（原題：Shadow and Bone）を実写化する。

グリーシャと呼ばれる超能力を持った異世界を舞台に、怖るべき魔力を備えた女戦士が世界を救おうと冒険に出る姿を描いた壮大なファンタジードラマ。今回の実写化は、小説“Grisha”3部作と “Six of Crows”2部作を組み合わせた構成となり多くの原作ファンを驚かせた。異なる2つの時制に登場するキャラクターたちが出会いクロスオーバーしていく展開は全く新しい世界観を生み出すだろう。

ちなみに「暗黒と神秘の骨」は、“Grisha”3部作の1作目にあたる『Shadow and Bone』のタイトルを継承している。

「暗黒と神秘の骨」のショーランナーを務めるのはエリック・ハイセラーだ。ハイセイラーは、アカデミー賞にノミネートされた『メッセージ』や、『バード・ボックス』『遊星からの物体X ファーストコンタクト』などの脚本を担当してきたヒットメーカーで知られている。

シリーズの監督リストには、TVショー界で引っ張りだこのジェレミー・ウェッブも含まれているという。彼は『ドクター・フー』『アンブレラ・アカデミー』『パニッシャー』『オルタード・カーボン』などのエピソードを手がけてきた実績がある。

さらにグリーシャの世界で用いられる架空の言語を制作するのは、『ゲーム・オブ・スローンズ』や『ウィッチャー』を手掛けたデイヴィッド・J・ピーターソンが起用されている。

実写化にあたり作家のリー・バーデュゴは、『そのショーは小説とは根本的に異なるでしょう。でもそれは驚くべき方法で。』と莫大な製作費をかけた超大作になることを明かしている。

『“Shadow and Bone”のストーリーと“Six of Crows”のキャラクターを、予想外の方法で一つにまとめました。エリックをはじめとする脚本家や監督たちは、キャラクターや物語の核心に忠実でありながら、まったく新しいものを作り上げました。』と、原作ファンと新たな視聴者の両方にアピールしている。