Netflix実写ドラマ「バイオハザード」打ち切りを発表…シーズン2へ更新ならず


2022年7月よりNetflixで配信開始した実写シリーズ「バイオハザード」が、シーズン1で正式に打ち切られることが分かった。

Deadlineによると、NetflixのTOP10において強い印象を与えることができず、主な更新基準であるコストに対して視聴率が振るわなかったことが要因であると述べている。配信から、わずか1ヶ月半後の出来事である。

─Netflixでの成績

同時期にリリースされたビッグタイトル『ストレンジャー・シングス』の陰で、「バイオハザード」は配信後の3日間で〈7,270万時間〉の視聴を記録し、第2位の好スタートを切った。しかし、口コミの影響が左右する2週目では特に大きな盛り上がりをみせず〈7330万時間〉の視聴で第3位へ後退。次週から陰りが見え始めトップ10圏外に転落すると、3週目には全世界で視聴時間が63%減少した。


─打ち切られたNetflix作品との比較

『アーカイブ81』や『カウボーイビバップ』など、近年、早期打ち切りの発表があった番組(※ファーストキルは保留中)と視聴時間を比較すると、「バイオハザード」の1週目は好調な出だしだった。しかしその勢いは長く続かず、最も急激な落ち込みを証明してしまったのだ。


─実際、批評家や視聴者の反響はどうだったのだろうか?

大手レビューサイトRotten Tomatoesでは、批評家の評価は最終的に〈55%〉と分かれたが、観客からは〈27%〉の低評価を受け、シリーズに対する不満や辛辣なコメントが多く飛び交った。

Netflixの実写化は、何年も前から(アニメやゲームの)原作を不当に扱うという評判が確立しており、善し悪しにかかわらず毎度物議を起こしている。
特にバイオファンからは、『Netflixは劣悪なコンテンツを作る天才』『多くのフランチャイズを傷つけている』『まったく笑えない』などのレビューが相次いだ。

同シリーズは、カプコンの大ヒットビデオゲーム「バイオハザード」シリーズに基づき実写化されたNetflixオリジナル作品。

“ジョイ”の拡散が人類を破滅に導いてから14年後の2036年を舞台に、血に飢えた感染者や衝撃的な怪物がはびこる世界で必死に生き延びようとするジェイド・ウェスカーとその娘たちを描いたアクションホラーだ。

ショーランナー、製作総指揮、脚本には『スーパーナチュラル』を手掛けたアンドリュー・ダブが担っている。

作品ページ・予告編は▶︎こちらから

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