遂に完結へ…「ラスト・キングダム」シーズン5について分かっていること ─キャスト、プロット、映画の最新情報まで


バーナード・コーンウェルのベストセラー小説に基く壮大な歴史ドラマ「ラスト・キングダム」(原題:The Last Kingdom)が、2022年3月9日をもってシーズン5の最終章を迎える。

同シリーズは、もともとイギリスの放送局BBCとNetflixの共同制作だったがシーズン3から制作はすべてNetflixが担当。製作は、引き続きUniversal International Studios系列のCarnival Filmsが指揮をとる。

番組の視聴者数は公表していないが、前作はイギリスのTOP10に25日間、アメリカのTOP10に20日間ランクインする好成績を収めている。

ここでは、シーズン5に登場するキャストや見どころ、そして映画『SEVEN KINGS MUST DIE』に関する情報など、知っておくべき作品ガイドを紹介している。


RELEASE
リリース情報

シーズン5の撮影は、イギリスのブラックホールビーチ行われた。

最終シーズンは2022年3月9日に全10話で配信される。


STORY
シーズン5のあらすじ

[Picture] ©︎ 1997-2022 Netflix,Inc.

前シーズンの出来事から年月が流れた今も、エドワード王は亡き父の夢を実現するため、サクソン人の王国を統一する野望を推し進めていた…。

デーン人とサクソン人の和平は長く続いているものの、デーン人による新たな侵攻、サクソン人による反乱で、その調和は危機に瀕している。

[Picture] ©︎ 1997-2022 Netflix,Inc.

一方、エドワードの私生児で未来のイングランド王、アゼルスタンの保護を託されてきたウートレッド。しかし、油断ならないエセルヘルムが、自分の孫でエドワードのもう1人の息子エルフウィアドを王座につけようと野心を燃やしていた。

自身の宿命をまっとうしようとする旅路の中で、ウートレッドは最大の敵に直面し、計り知れない喪失に苦しむ。

そして、崩れかけた王国をまとめようと戦うエドワード。平和維持者としてあろうとする反面、一歩間違えば独裁者の道を辿る危うさを抱えていた…。さらに、驚くべき運命のいたずらによって、ウートレッドはイングランド統一の探求が自分自身の宿命に結びついているかもしれないことを知るのだった。

[Picture] ©︎ 1997-2022 Netflix,Inc.

CAST
シーズン5の続投キャスト・新キャスト

再登場&新登場する メインのキャラクター/キャストは、以下のとおり。



ウートレッド 役

────────
アレクサンダー・ドレイマン
Alexander Dreymon


ブリーダ 役
────────

ミリー・コックス
Emily Cox


エドワード王 役
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ティモシー・イネス
Timothy Innes


エセルフレド 役
────────

ミリー・ブレイディ
Millie Brady


アルドヘルム 役
────────

ジェームズ・ノースコート
James Northcote


【NEW】ログンヴァルドル
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ミッキー・ストルト
Micki Stoltt


スティオラ 役
────────

ルビーハートリー
Ruby Hartley


オスフェルス 役
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ユアン・ミッチェル
Ewan Mitchell


シグトリグル 役
────────

エイスティン・シグルダルソン
Eysteinn Sigurðarson


【NEW】アゼルスタン
────────

ハリー・ギルビー
Harry Gilby

その他、サブキャラクター/キャストは以下のとおり。

続投キャスト

  • エリザ・バターワース (エルスウィス役)
  • マーク・ロウリー (フィナン役)
  • アルナス・フェダラヴィシャス (シトリック役)
  • エイドリアン・シラー (エセルヘルム役)
  • キャヴァン・クラーキン (ピヤリグ役)
  • ユアン・ミッチェル (オスフェルス役)

新キャスト

  • ユアン・ホロックス (エルフウィアド役)
  • パトリック・ロビンソン (ベネディクト神父役)
  • ハリー・アントン (ブレサル役)
  • ロッド・ハレット (コンスタンティン役)
  • ライアン・クァルンビー (キンラフ役)
  • ソーニャ・キャシディ (エドギフ役)
  • フィア・サバン (エルフウィン役)
  • ヤーコ・オホトネン (ウォーランド役)

原作の小説はどこまでカバーされる?

前途のとおり、「ラスト・キングダム」は、バーナード・コーンウェルのベストセラー小説シリーズ『The Saxon Stories (原題)』をベースに制作されている。

これまでの傾向として、1つのシーズンにつき、2冊分の小説をカバーしてきた。シーズンを重ねるごとに小説からの逸脱は度々見受けられるが、シリーズが追い続けている主要なストーリーの流れは掴んでいることがわかる。ウートレッドの年齢など小説ではあまり語られていないが、シーズン4では既に50歳を越えているそうだ。

RadioTimesの取材に応じた主演のアレクサンダー・ドレイマンは、高齢化したウートレッドにどのような課題を抱えているかを語っている。

『シーズン5のウートレッドの年齢は、厳密に言うと…(本にもあるように)54歳から60歳までを描いている。どうすれば彼が年齢を重ねたように見えるか、滑稽に見えないか、いま試行錯誤しているところだよ。』

さて、今回最終シーズンを迎えるわけだが、あと何冊が残っているだろうか?

Netflix
シーズン
The Saxon Stories
小説タイトル
11. The Last Kingdom(2004)
12. The Pale Horseman(2005)
23. The Lords of the North(2006)
24. Sword Song(2007)
35. The Burning Land(2009)
36. Death of Kings(2011)
47. The Pagan Lord(2013)
48. The Empty Throne(2014)
59. Warriors of the Storm(2015)
510. The Flame Bearer(2016)
5?11. War of the Wolf(2018)
5?12. Sword of Kings(2019)
5?13. War Lord(2020)

当初、小説が全13冊発表されていることから、最大で7つのシーズンが制作されると期待されていた。しかしシーズン5が最終章となるため、残り5冊の小説の出来事をカバーしなければいけない…わけだが、これは物理的に不可能かもしれない。現実的には10作目までをカバーしながら、ウートレッドの物語に終止符が打たれることになる可能性が高いが、詳細は明らかになっていない。

いずれにせよウートレッドにふさわしい結末が訪れ、物語が未完のまま終了することがないように祈りたい…。

▲残りの5冊(Copyright © 2022 HarperCollins Publishers All rights reserved.)

映画製作の進捗

「ラスト・キングダム」はシーズン5終了後、映画で復活することが決定している。2021年10月末、Netflixは『SEVEN KINGS MUST DIE(原題)』と題された映画の製作を発表した。

プロデューサーのナイジェル・マーチャントは、シーズン5で『シリーズを完全に締めくくる』と明言しながらも、『伝えたいストーリーはもう1つあった』と新たな扉が開かれることをファンへ告げている。

撮影は2022年初頭に開始され、アレクサンダー・ドレイマンが再びウートレッド役を演じる予定だ。撮影はハンガリーと英国で行われ、エド・バザルジェットが監督を務める。

続報をお楽しみに!


「ラスト・キングダム」
デーン人の侵略から王国を守りたいアルフレッド王。サクソン人の子だがヴァイキングに育てられたウートレッドの願いは、祖国の人間として認められることだった。

作品ページ・予告編は▶︎こちらから

▼原作の小説(英語版)もチェック!

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