次世代スター誕生の予感!「悪魔のいけにえ -レザーフェイス・リターンズ-」がNetflixに登場 ─話題の新キャスト一挙紹介


1974年に公開された『悪魔のいけにえ』は、スラッシャー映画の基礎を築き、いまも映画史に深く名を刻むホラー作品として知られている。

日本だけでなくハリウッドでも若手俳優にとって、“ホラー映画”はある種の登竜門。ジェイミー・リー・カーティスやジェニファー・アニストンなど、後に才能が開花した駆け出しの俳優を数々世に送り出してきた。そしてこの『悪魔のいけにえ』シリーズでは、ヴィゴ・モーテンセン、レネー・ゼルウィガー、マシュー・マコノヒーが、その時代に登場するレザーフェイスと対決し注目を浴びてきた。

こうして『悪魔のいけにえ』のフランチャイズは、1974年から手を替え品を替え、新たな息を吹き込み新世代の観客へと語り継いできたのだ。

来たる2022年版。『悪魔のいけにえ』でレザーフェイスを追い詰めるのは、新鮮な顔ぶれに満ちたこのキャストたちだ!


イラ 役
エルシー・フィッシャー
Elsie Fisher

[Picture] ©︎ 1997-2022 Netflix,Inc.

物語の主人公であるライラは、学校で起きた恐ろしい銃乱射事件の生存者。テキサス州の人里離れた町へ旅に出るも、サバイバーズ・ギルト(生き残った罪悪感)に苦しんでいる…。

エルシー・フィッシャーは、実はこれが初めての大作映画への進出ではない。6歳で出演したNBCのヒットシリーズ『ミディアム 霊能者アリソン・デュボア』よりキャリアをスタートさせ、以降、世界的ヒットとなった『怪盗グルー』で人気キャラのアグネスの声を担当。そしてブレイクしたのは2018年、ボー・バーナム監督のコメディドラマ『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』で主役に抜擢されたときだ。多くの批評家や視聴者から高い評価を受けている。

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ロディ
サラ・ヤーキン
Sarah Yarkin

[Picture] ©︎ 1997-2022 Netflix,Inc.

ライラの姉であるメロディは、SNSで影響力のあるグルメ家。友人のダンテとともに、テキサス州ハーロウで新しいビジネスを始めようとするが、何年も姿を消していたレザーフェイスが出現し絶体絶命のピンチに陥る。

2011年のデビュー以降、サラ・ヤーキンは様々な短編映画やテレビドラマに出演している。2016年にTVシリーズ『トランスペアレント』で若い頃のデブラ役、2017年にはYouTube Premiumのオリジナルシリーズ『Foursome』でペグを演じた。ヤーキンのブレイクは、2019年公開のタイムループ映画『ハッピー・デス・デイ 2U』でドレ役に抜擢されたときだろう。

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ンテ 役
ジェイコブ・ラティモア
Jacob Latimore

[Picture] ©︎ 1997-2022 Netflix,Inc.

メロディのビジネスパートナーであるダンテは、ゴーストタウン化したハーロウにレストランを開業することを夢見ていた。しかし計画はジェントリフィケーション(地域の高級化)するまで拡大し、彼は町の大部分を買い占め、起業家の友人たちに売り渡すようになる。

ジェイコブ・ラティモアは音楽でキャリアをスタートし、2006年にデビューシングルをリリース。その後、テレビ出演に移行し『ライド・アロング 相棒見習い』や『メイズ・ランナー』などに出演、2018年には大ヒットしたCWシリーズ『The Chi』で主役のエメットに抜擢された。Netflixでは、オリジナル映画『キャンディージャー』の出演で知られている。現在も音楽活動は続けており毎年新曲がリリースされている。

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クター 役
モー・ダンフォード
Moe Dunford

[Picture] ©︎ 1997-2022 Netflix,Inc.

ダンテに雇われハーロウの再開発を手伝う便利屋。当初はライラたちと衝突していたが、レザーフェイスが現れてから状況は一変する。

アイルランド人俳優のモー・ダンフォードは、2010年に『THE TUDORS〜背徳の王冠〜』の出演でキャリアをスタートさせた。その後、『Patrick’s Day』で主人公の統合失調症と闘う男、パトリック役で主演を獲得。近年、『ヴァイキング ~海の覇者たち~』や『The Dig』での好演が批評家から絶賛されている。

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STORY

レザーフェイスが姿を隠して約50年。

物語は、メロディ(サラ・ヤーキン)と妹のライラ(エルシー・フィッシャー)、友人のダンテ(ジェイコブ・ラティモア)とルース(ネル・ハドソン)が、理想的な新しいビジネスを行うため、テキサス州の人里離れた町ハーロウに向かうところから始まる。

[Picture] ©︎ 1997-2022 Netflix,Inc.

しかし、夢も束の間。地域の住民たちを悩ませてきた血まみれの狂った連続殺人犯、レザーフェイスの棲家に土足で踏み込んでしまい、悪夢のような世界へと一転する。

住民の中には、1973年に起きた悪名高き殺人事件の唯一の生存者であり、復讐の鬼と化したサリー・ハーデスティ(オルウェン・フエレ)の姿もあった。

[Picture] ©︎ 1997-2022 Netflix,Inc.

リリース情報

「悪魔のいけにえ -レザーフェイス・リターンズ-」(原題:Texas Chainsaw Massacre)は、2022年2月18日よりNetflixで独占配信される。

『ドント・ブリーズ』の製作陣を迎え、オリジナル版『悪魔のいけにえ』(1974年)の続編として描かれる。シリーズの歴史で、初めてレザーフェイス以外のキャラクターが復活を遂げたりと見どころ満載だ。

作品ページ・予告編は▶︎こちらから


映画『悪魔のいけにえ』完全年表

ここではNetflix版を観る新世代のために、レザーフェイスと『悪魔のいけにえ』シリーズのクラシック・ホラーをリフレッシュしている。

前作やシリーズの内容や順番が分からず、どうやってこの新作に飛び込もうかと悩んでいる方ご安心を。『悪魔のいけにえ』の歴史はここにある。

1974年
『悪魔のいけにえ』


トビー・フーパーが監督したオリジナル版『悪魔のいけにえ』は、まだスラッシャーというジャンルが存在していなかった時代に公開された。実在する殺人鬼エド・ゲインをモデルにしたと言われており、その残酷な描写はホラー界に衝撃を与え、後にサブジャンルを作り出した。
1986年
『悪魔のいけにえ2』

トビー・フーパーが再びメガホンをとり、12年越しの続編を発表。オリジナル版のブラックユーモアが観客に受け入れられなかったことに不満を持ったフーパーは、コメディ要素を強めることに。公開当初は評判が良くなかったが、近年、熱心なカルトファンにウケている。
1990年
『悪魔のいけにえ3 レザーフェイス逆襲』

シリーズ3作目はジェフ・バー監督へバトンが託され、ニュー・ライン・シネマがこの主力ホラーを構築するためにリメイクを引き受けた。前作のようなユーモアはなく、代わりに“エクスカリバー” と呼ばれる巨大なシルバー製のチェーンソーへアップグレードされている。
1995年
『悪魔のいけにえ レジェンド・オブ・レザーフェイス』

オリジナル版の脚本家、キム・ヘンケルが監督。90年代を代表するホラー映画のひとつとして定評がある。前2作の続編を完全に無視し、部分的にリブートしているが、1974年のレザーフェイスを彷彿とさせ、リブートとパロディの絶妙な境界線で演出されている。(オリジナル版キャストのカメオ出演もある)
2003年
『テキサス・チェーンソー』

マーカス・ニスペル監督が、今度は純粋にホラーへ焦点を当てアドレナリンに満ちた作品を制作。おそらくシリーズ史上最も凶悪なレザーフェイスが登場する。興行的にも大成功を収め、2000年代の“ホラー映画リメイクブーム” の火付け役とも言われている。
2006年
『テキサス・チェーンソー ビギニング』

2003年のリブート版の成功を受け、前日譚が制作。シリーズの中で、最も陰惨な描写と言われ、食人行為や身体的特徴のバックストーリーを与えながら、レザーフェイス誕生の秘密を明らかにしている。物語の核となるヒューイット一家の破滅は見応え抜群だ。
2013年
『飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲』

オリジナル版のエンディングからわずか数時間後の出来事を描き、さらに20年後に起きる惨劇を3Dで上映した。カーニバルや食肉処理場など、立体映像を駆使して鮮烈に映し出しているのが特徴だ。
2017年
『レザーフェイス-悪魔のいけにえ』

1950年代に舞台を移し、オリジナル版+前作の3D版の前日譚を描いている。レザーフェイスを新しく解釈した作品でありながらも、その残虐で緊張感高まるバイオレンス描写は健在。当初、何度も公開が延期されたため、シリーズの中で最も興収が低い作品となった。
2022年【NEW】
『悪魔のいけにえ -レザーフェイス・リターンズ-』

すべての道はテキサスに通ず。Netflixの最新作は、オリジナル版のまたもや続編である。より現代的な要素を取り入れ、1974年以来、50年振りにレザーフェイスが姿を現す!

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