Netflixが手がける注目映画「ナルニア」(原題:Narnia: The Magician’s Nephew)の公開スケジュールが大幅に変更されたことが分かった。
当初予定されていた2026年から延期され、2027年に劇場公開、その後Netflixで配信されることが正式に発表された。さらに今回の決定は、同社の配給戦略そのものを大きく転換する可能性も示している。
■公開延期で2027年へ ─劇場公開&配信日が決定
Netflixによれば、当初の2026年公開予定から延期され2027年公開へと変更された。
発表された新たなスケジュールは以下のとおり。
- 2027年2月10日:IMAX先行上映開始
- 2027年2月12日:劇場公開
- 2027年4月2日:Netflixで配信開始
もともとは2026年のホリデーシーズンにIMAX公開後、同年12月25日に配信される予定だったが、大きく後ろ倒しとなった。
なお、この公開スケジュールの変更により2026年度のアカデミー賞の対象外となる見込みだ。
■グレタ・ガーウィグ監督が手掛けるシリーズの原点 ─『魔術師のおい』が初の映像化

本作は、『バービー』『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』で知られるグレタ・ガーウィグ監督がメガホンを取る話題作。
原作は、C・S・ルイスの小説 “ナルニア国ものがたり” における『魔術師のおい』に基づいており、ナルニア年代記の中では時系列上もっとも古い物語。ナルニア誕生の秘密や、“白い魔女” ジェイディスがいかにしてこの世界を支配するに至ったのかが描かれる。
なお、『魔術師のおい』としては初の映画化となる。
■魔法の国に集いしキャスト陣

すでに報道があるとおり、キャストには実力派・人気俳優が勢ぞろいしている。メインキャストを振り返ってみよう。
・デヴィッド・マッケンナ(ディゴリー 役)
・ビアトリス・キャンベル(ポリー 役)
・エマ・マッキー(ジェイディス 役)
・キャリー・マリガン(メイベル 役)
・キーラン・ハインズ
・ダニエル・クレイグ(アンドリュー役)
・メリル・ストリープ
さらに最近、デニース・ゴフやスーザン・ウォーコマの出演も新たに決定。コブナ・ホルドブルック=スミスもフランシス 役で参加する。
■“異例の7週間”劇場公開 ─Netflix戦略の転換か
今回の延期で特に注目されるのは、Netflixの配給戦略の変化だ。
本作は、約7週間(49日間)という長期間の“劇場独占公開”が予定されており、これはNetflix作品としては過去最長クラス。これまで1〜2週間程度が主流だった劇場公開期間から、大きく方針を転換した形となる。
さらに、公開時期を2026年ホリデーシーズンから外したことで、『デューン 砂の惑星PART3』や『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』といった大作との直接対決を避け、“単独の超大作”として展開する狙いも見える。
■PG指定で“全年齢向け”作品に
プロデューサーのマーク・ゴードンは、本作がPG指定(保護者の助言・指導必要)になる見込みであることも明かしている。
『子どもたちにも楽しめる、幅広い観客に向けた作品になる』と語っており、過去の三部作『ナルニア国物語』シリーズと同様、ファミリー層を意識した内容となるようだ。
また、今後については『シリーズ全7作の映像化も視野に入れている』とし、フランチャイズ化への意欲も示している。
公開延期はファンにとって残念なニュースではあるが、その裏ではNetflixの戦略転換という大きな動きが進んでいる。
「ナルニア」(原題:Narnia: The Magician’s Nephew)は、単なる新作映画にとどまらず、配信と劇場の関係を塗り替える一本になるかもしれない。2027年、ついに幕を開ける“新たなナルニア”に注目だ。
作品ページ・予告編は▶︎こちらから




