実写版「ロックマン」の映画化がNetflixで製作・配信との報道


「ロックマン」の実写映画化は、長い間製作会社のチャーニン・エンタテインメントで開発されており、Netflixへ移行される噂がずっと流れていたが、ここに来て新たな情報が飛び込んできた。

「ロックマン」の映画はNetflixに登場すると断言できるだろうか?─その答えは “イエス” だ。
と言いつつも、同社からの正式な発表は未だにないことは特筆しておきたいところ。ここでは正式発表を待つ間、これまでに分かっている最新情報をおさらいしていく。

「ロックマン」はカプコンの代表的なタイトルのひとつで、1987年に任天堂のファミコンで初めて発売されたアクションゲームとして知られている。その後『ロックマンシリーズ』として何本ものゲームが発売されるほか、アニメ化、漫画化など様々なコラボレーションを展開してきた。このフランチャイズは今もなお続く巨大な存在である。


「ロックマン」実写化への道のり

Mega Man (© CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.)

ロックマンの映画化はかなり前から企画・開発されてきたため、少し時間を巻き戻そう。

2015年9月、20世紀スタジオ(旧:20世紀フォックス)配給の劇場公開作品として進められていたこのプロジェクトは、チャーニン・エンタテインメント社によって制作が開始。その後、ヘンリー・ジューストとアリエル・シュルマンが監督・脚本を務めることが発表され、さらに『HEROES』で知られるマシ・オカがプロデュースを担当し、マットソン・トムリンも脚本チームに参加するという報道があった。

一方、カプコンはこの映画化について、『ロックマンのゲームの世界観を維持しつつ、ハリウッド映画が得意とする壮大な演出とエンターテイメント性を盛り込んだ作品になるだろう。』とコメントしている。

しかし製作発表以来、驚くほど静かに水面下で作業が進められていたため、巷ではディズニーが20世紀フォックスを買収した後プロジェクトを放棄したとさえ考えられていた。

そんな中、2020年4月にチャーニン・エンタテインメント社がNetflixと新たにファーストルック契約を締結することを発表。このニュースにより、映画が最終的にNetflixへ移行するのではないかと憶測が飛び交ったが、またしても沈黙は続いたまま…。

左から:アリエル・シュルマン、ヘンリー・ジュースト(supermarche.nyc)

そして動きがあったのが2021年12月。ヘンリー・ジューストとアリエル・シュルマンが率いる制作会社SupermarchéのWEBサイトが更新されているのを一部のファンが発見したのだ。

最も気になるのは、以下の部分だ。

ヘンリーとアリエル、そして彼らのプロデューサーであるオーリー=ローズ・ストラウスは、活発的に開発を続けている。チャーニン・エンタテインメントとNetflixはカプコンの「ロックマン」映画化に向け準備中であり、彼らが脚本と監督を担当している。

この言及により「ロックマン」がNetflixに登場することがほぼ確定したと言える。


映画に関するその他の情報

IMDbには現在、特殊効果を手掛ける会社にムービング・ピクチャー・カンパニー(MPC)のクレジットが掲載されている。同社の関与については公式に発表されていないが、これまで実写映画のシーンにアニメーションが含まれているプロジェクトを何本も制作していることは注目に値するだろう。

脚本家のマットソン・トムリンはPolygonのインタビューで、この映画が(最近実写化された)『ソニック・ザ・ムービー』のようなものになるかを聞かれ、『子供たちが喜ぶものだと思うよ。』と答え『でもそれがR指定の映画というわけではない』と述べ、多くは語らなかった。

IMDbでは、2021年12月5日時点で制作ステータスを『プリプロダクション』(撮影前の作業)の段階であることを掲載した。近日中に多くのアップデートが入ることが期待される。


ビデオゲームの映像化は近年活発に行われており、「ロックマン」は、カプコンの『バイオハザード』シリーズに続くNetflixオリジナル作品として加わることになる。

続報をお楽しみに!

コメントを残す

CAPTCHA