​Netflixがデイヴ・シャペルからの要求で 「シャペルズ・ショウ」を配信停止 ―番組ライセンス料を払わずに非難


Netflixは11月1日より、米人気コメディアンのデイヴ・シャペルがホストを務める「シャペルズ・ショウ」(原題:Chappelle’s Show) を配信した。しかし、同作の権利を所有するバイアコムCBSが本人の承諾を得ず配信したと主張し、わずか3週間あまりで配信を中止している。

番組の共同制作者でもあるデイヴ・シャペルは自身のインスタグラムで、番組をストリーミングする会社はどこも『盗品を買っているようなものだ』と激怒し、Netflixへ配信を外すよう頼んだことを明かした。

今回の背景について、契約を交わした当時は子供が生まれる一文無しの28歳で“必死”な状態であったと振り返り、『脱出口が必要で、金銭的には良い話じゃなかった。でも、他に何が出来る?という状況だった』と、契約書にサインしたと説明。そして、番組終了後も1セントすら貰っていなかったと訴え、『僕にお金を払うまで、シャペルズ・ショーは見ないでくれ』とファンに呼び掛けた。

「シャペルズ・ショウ」は2003年〜2006年に米ケーブルチャンネルのコメディ・セントラルで放送されていた。現在は、同コメディ・セントラル、動画配信サービスのCBS All Access、そして最近追加されたHBO Maxで視聴可能となっている。

彼は、コメディ・セントラルとの契約に違反したと訴えているわけではなく契約自体に不満を抱いている。『お願いだからあの番組を見ないでくれ。どこかの局をボイコットしてくれと頼んでいるんじゃない、僕をボイコットしてくれってことだ』と訴えかけている。

[Photo] WireImage/2016 Lester Cohen

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