ベストセラー小説を原作にした全8話のリミテッドシリーズ「ウラジミール」(原題:Vladimir)が、2026年3月5日よりNetflixで配信開始される。
アカデミー賞女優のレイチェル・ワイズを主演に迎え、欲望、妄想、そして自己正当化──崩れゆく日常のなかで暴走していく女性の姿を、ブラックユーモアたっぷりに描いている。
ここでは、ドラマの見どころから原作小説の魅力、豪華キャスト情報まで徹底紹介している。

物語の主人公は名もなき中年女性。作家であり、大学教授であり、妻、そして母親の顔を持つ。情熱的だが向こう見ずな彼女の人生は、ある出来事をきっかけに静かに崩れ始める…。
長年勤めてきたリベラルアーツ大学に、新任教授として現れた魅力的な同僚──ウラジミール。知的でカリスマ性を放つ彼に、主人公は強く惹かれていくが、やがてその想いは危うい執着へと変わっていく。





禁断の欲望、鋭いウィット、そして予測不能なキャラクターたちであふれる刺激的な人間関係。本作は、スキャンダラスな妄想を現実のものとするために、すべてを危険にさらそうとする女性の物語だ。

タイトルは、レオ・ウッドオール演じるウラジミールの名前に由来する。
タイトルに人名がつく物語の多くは、その人物が『主人公』だったり、少なくとも『物語の中心人物』であることが多いが、「ウラジミール」の本当の主人公は “彼に執着する女性” だ。
原作者であり、シリーズのクリエイター・脚本・製作総指揮を務めるジュリア・メイ・ジョナスによれば、多くの文学作品にある『男性が若い女性に執着する物語で、タイトルもその女性の名前になる』というお決まりの構図を、遊び心をもって逆転させているとTudumに説明している。
『これは、男性が執着する若い女性の名前をタイトルに掲げる小説へのオマージュです。今回語ろうとしているのは“執着の対象”そのもの。そして私は、その構図を逆転させ、女性の視点から描きたかったのです』
つまりタイトルはウラジミールだが、物語の本質は“彼に執着する女性の欲望”だ。その視点転換が、本作の大きな仕掛けとなっている。

シリーズの大きな特徴は、主人公がたびたびカメラに直接語りかける演出にある。これは小説で内面化されていた語りを映像で可視化するための工夫だと、原作者ジョナスは語る。
この手法により、観客は主人公の本音と“見せたい自分”の両方に触れることができる。ただし彼女の語りは常に正確とは限らない。追い込まれたとき『人は真実を都合よく調整してしまうものだ』とレイチェル・ワイズは語る。その微妙なズレこそが、人間らしさでありユーモアの源なのだ。
カメラに向けられたその視線は、ワイズにとって新たな表情を引き出す機会にもなった。──どこか滑稽で混沌としたアンチヒロイン像。

ウッドオールもまた、観客が主人公の内面を知ることで、どこか共犯的な立場に置かれると指摘する。『人は誰しも自分の行動を正当化してしまう瞬間がある。その弱さを描くことで、主人公はどこか憎めない存在となっているんだ』
こうした人間味あふれるバランスを体現できるのはワイズだからこそだと付け加えている。
本作はジュリア・メイ・ジョナスのデビュー小説『Vladimir』(日本語未訳)に基づいて制作されている。
NPR(ナショナル・パブリック・ラジオ)やワシントン・ポスト紙、英紙ガーディアン、Newsweek、People …そしてニューヨーク公共図書館の年間ベストブックリストでトップに選出されるなど高い評価を受けた。


役をオファーされる前から原作を読んでいたワイズは、その筆致を『とてもユーモラスで、いたずらっぽく、真実味があって、ちょっと笑える』と絶賛している。
一方、ウッドオールは、ジョナスが原作を違和感なく映像へと落とし込んだ手腕に感銘を受けたと話す。
『撮影現場に立つのも、作品がドラマ化されるのも、ショーランナーを務めるのも、すべてが初めてだったんだ。彼女は大きな責任を背負っていたが、並外れた才能を持っている』と語り、リーダーとしてのエネルギーが現場全体に広がり、俳優陣にとって大きな支えになったことをTudumに明かしている。
オスカー女優レイチェル・ワイズを筆頭に、実力と個性を兼ね備えた俳優陣が集結。それぞれが複雑な人物像を体現しドラマに緊張感をもたらしている。
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| エドウィナ 役 | アレクシス 役 |
| 主人公の教え子の中でも特に将来を期待されている学生 | シドの恋人。シドの子育て観をめぐり主人公と衝突する |
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| マロリ・ジョンソン Mallori Johnson | タティアウナ・ジョーンズ Tattiawna Jones |
| 出演作:『キンドレッド 時間を超えた絆』『もうひとりのゾーイ』 | 出演作:『背反の町』『マーダーボット』 |
監督は、アカデミー賞ノミネート&エミー賞受賞歴を持つシャリ・スプリンガー・バーマンとロバート・プルチーニ(『バツイチ男の大ピンチ!』『アメリカン・スプレンダー』)。私生活ではおしどり夫婦として知られている。両名は主演レイチェル・ワイズとともに製作総指揮も務める。
制作はシャロン・ホーガン率いるMermanとSmall Dog Picture Company。ホーガンは『小説冒頭の一文から惹き込まれた』と語り、Netflixとワイズと組めるのは『脚本の素晴らしさの証』だとコメントしている。
欲望と理性の境界線が崩れていく瞬間をユーモアと緊張感で描く、TVシリーズ「ウラジミール」は 2026年3月5日より全8話のエピソード構成でNetflix独占配信開始。
視聴者はいつの間にか、主人公の暴走を笑いながら見守る“共犯者”になっているかもしれない──。その危険で魅惑的な物語に足を踏み入れる準備はできているだろうか。
作品ページ・予告編は▶︎こちらから
















