インドで連日首位獲得の「私の”初めて”日記」—知れば知るほど好きになる16の裏エピソード


ハマる人続出中!インド人女子高生が主人公の「私の”初めて”日記」(原題:Never Have I Ever)がインドのNetflix「今日の総合TOP10」リストで、1週間以上 第1位をキープするなど爆発的人気を博している。

そんな笑えて泣けるドラマの16個の裏話を紹介。すでに観た人も、これからの人も、キャラクターへの愛情がもっと深まること間違いなし!


#1 パクストン・ホール・ヨシダ役は元々「パクストン・ホール」であったがダレン・バーネット自身の民族性に合わせ日本人として書き直した。

Courtesy Of Netflix / COURTESY OF NETFLIX

ある日、ダレンがセットで日本語を話しているのを脚本家たちは聞いた。その時に彼が日本人の血を受け継いでることを知り、役柄もその民族性に併せて良いか承諾をとったそうだ。

ダレン・バーネットは日本以外に、スウェーデン、チェロキー・インディアン、ドイツの血を引くアメリカ人という、インターナショナルなバックグラウンドを持っている。

彼は以前 teenVOGUE のインタビューで自身の生い立ちついて次のように言及している。

僕はカリフォルニアで育ち、小さい頃は日本人であることが超格好いいと思っていた。周りからは「へぇ日本人なんだ!空手!忍者!侍じゃん!」って驚かれていたしね。それからフロリダに引っ越すと環境は全く変わっていった。かなり露骨にからかわれたよ。

けど段々年を重ねるとそれを誇りに思うようになってきた。もちろん苦労はあったけどね。豊かな歴史や豊かな文化は僕にとってこれ以上の名誉はないよ。

パクストンというキャラクターがハマり役なのは、演者自身がティーンエージャーの複雑な問題や不安を経験してきたからとも言える。


#2 脚本家のミンディ・カリングはリアルな現役高校生を出演させたかったため、SNS上でキャスティングを募集した。

https://www.instagram.com/p/BwIxlBinnlD/?utm_source=ig_embed

ミンディ・カリングはオーディションについて、

『成功しているティーンドラマは数多くある。…しかし俳優たちは28歳だったりするのをご存知だろうか?

我々はオタクや変わり者を愛してやまないが、よりリアルな若者をキャスティングしなければならない』

とTVLine.comで細部まで妥協しなかったことを明かしている。


#3 メイトリーイ・ラマクリシュナンは15,000人の中から選ばれたラッキーガール!

Lara Solanki / LARA SOLANKI/NETFLIX

15,000人の俳優志望者のひとり、ラマクリシュナンにとってこのオーディションは偶然に始まった出来事だった。

Variety のインタビューでその時の様子を語っている。

『ちょうどソファに横になって昼寝でもしようかなって思ってた時、親友からオーディションのツイートを発見したって言われて、スクリーンショットが送られてきたの。

正直疲れていたけど「よし、やろう!」 って。だって親友と遊ぶ約束してたから(笑)

そのあと写真を撮ろうとカメラの使い方をマスターするのに1時間もかかっちゃったわ』

デビュー作にして主役に大抜擢された18歳の少女は、この現実離れした世界に慣れない一方で「気分がいい」と漏らしている。


#4 プロデューサーたちがスクリーンテストの依頼をしようとラマクリシュナンに連絡したが音信不通…。そのとき彼女はスパムだと思い電話を無視した。

@maitreyiramakrishnan/Instagram

結局彼女には E-Mailを送りつけ、事なきを得たそうだ。


#5 30秒のボリウッド・ダンス シーンが完成するのに約1ヶ月かかった。

Lara Solanki / LARA SOLANKI/NETFLIX

振付師のジョヤ・カジによると、ダンサーの採用からシーンの振り付け、衣装の仕上げに至る工程が約30日かかったという。


#6 エピソード4で出現したコヨーテとデービーのシーンは100%本物だった。

Courtesy Of Netflix / COURTESY OF NETFLIX

コヨーテはアメリカ先住民の間に伝承される物語などによく登場し、賢明で頭の良い動物として知られている。

デービーとコヨーテが見つめ合うシーンはCGではなくリアルだった。もちろん横にはトレーナーは付いていたが人間顔負けの演技にも注目だ。


#7 ラマクリシュナンはショーのためにハープの練習に励んだ。

Courtesy Of Netflix / COURTESY OF NETFLIX

ラマクリシュナンにとって一番のお気に入りのシーンが、ハープの演奏だという。「全く新しい楽器のレッスンを受けながら学ぶことは本当に素晴らしい経験だった」と話している。

(source:OBSERVER


#8 台本読み合わせ後の休憩時間キャストたちはボウリングに行き結束力を高めた

@maitreyiramakrishnan/Instagram

スタッフはまさかみんなでボーリングに行ったとは思ってもみなかったようで、車からぞろぞろと降りてきた時は「一体何があったの?!大丈夫?!」と心配していたそうだ。

(source:VURTURE


#9 ミンディ・カリングは脚本が完成する前にジョン・マッケンローにナレーションの話を持ちかけた。

©1997-2020 Netflix,Inc.

カリング自身の父親がマッケンローの大ファンであった。彼女がオファーしたきっかけをUSATODAYで次のように語っている。

『多くのインド人の家族に共通していることは、両親がテニス好きなこと。

デービーの性格が短気だと決めたとき、マッケンローのような人物が何度も頭をよぎった。ほら、彼って偉業を成し遂げたけれど、短気が仇となって自滅する時があるでしょ。そして自分自身や周囲に対しても期待以上の成果を求める。

そんな時、”待って、彼をナレーションにするべきかも!”って思ったの。

デービーのお父さんはテニスが好きで、マッケンローを見ながら育った男性だろうとピンときたわ。』


#10 ラマクリシュナンはジョン・マッケンローが誰なのか知らなかった。

https://www.instagram.com/p/CADeAEdlBbm/

第1話の台本を読んだとき、キャストたちと『このナレーターは誰?』と騒ついたそうだ。そしてGoogleで彼の存在を知ったという。


#11 作家たちは当初デービーとベンが恋愛対象になるとは考えていなかったが、途中で相性が良くなってきたため脚本を変えた。

Lara Solanki / LARA SOLANKI/NETFLIX

シリーズの共同脚本家であるラング・フィッシャーは、2人がいがみ合っているのに信じられないほど恋の火花が散っていたシーンを見て急遽変更したこと明かしている。


#12 親友たちのTikTokダンスは練習する時間がなく、撮影の合間にリハーサルをしていた。

©1997-2020 Netflix,Inc.

共同脚本家のアミナ・ムニールによると、これを書いたのは2019年の夏だったそう。TikTokというプラットフォームが今後どのくらい大きくなるか見当がつかなかったため「本当に幸運に恵まれた」と明かしている。


#13 妄想シーンでのパクストンは、もともと片手で後ろからシャツを脱ぐ予定だったが、何度も首をつまらせたため脇から脱ぐことに

via GIPHY

そして彼はこの動きをたくさん練習するハメになった。


#14 エピソード6のベンの寝室にアンディ・サムバーグがポスターになって登場している。

©1997-2020 Netflix,Inc.

#15 ミンディ・カリングが手掛けたドラマ『The Mindy Project』で使った衣裳を再利用し、デザイナーのサルバドール・ペレスがリメイクした。

@salvadorperezcostumes/Instagram

#16 ジョン・マッケンローはシリーズの1話も最後まで視聴していない。

「試合も解説も映画も最後まで見たことなんてない。見てられるか」と相変わらずマッケンロー節は健在だ。

(source:ESPN

コメントを残す

CAPTCHA