コロナウイルスの世界的流行が進むにつれ、私たちは大きな変化の始まりを目の当たりにしているかもしれない。
米ニールセン社の視聴率調査のデータによると、3月の最初の一週間でストリーミング視聴に費やされた再生時間は1164億分間にあたり、翌々週の3月16〜22日には1561億分間へと34%増加する信じられない結果が出たという。
この伸びは同時期のテレビによる視聴の25%増を上回った。更にこれは1年前の2019年の3月16~22日の週の倍以上となる。
ストリーミングデバイスで再生された1561億分間の中で最も視聴された作品は?
マーク・ウォールバーグ主演のNetflixオリジナル映画 「スペンサー・コンフィデンシャル」 が3月中旬に最も多くストリーミングされた作品だ。視聴時間は驚異の12億5000万分間だった。
米ニールセン社における、テレビ視聴率ではコメディやコンペティション番組が大半を占めているが、ストリーミング視聴の統計データを見ると、ハリウッドスターが出演するヒット作品が人気のようだ。今やその夜にOAされるテレビ番組よりもハリウッド映画の方が需要があるのは明らかだ。
また、Netflixは3月の1561億分間のうち、29%の454億分間を占めてトップとなっている。次いでYouTubeが20%、Huluが10%、Amazonが9% となり、Disney+とCBS All Accessを含むすべての競合他社が、全体の31%を所有する結果となった。
[source]forbes.com
「スペンサー・コンフィデンシャル」2020年/111分
ボストン警察の警官2人が殺されたことを知り、元警官で前科持ちのスペンサーは格闘家志望のホークと組んで、事件の背後にうごめく陰謀を探り始める。【視聴する】