ダイアナ妃を描くブロードウェイミュージカル「ダイアナ」がオープニングに先立ち2021年にNetflixで先行配信!


Netflixは2021年、ダイアナ妃の生涯を描いたブロードウェイミュージカル『Diana: A True Musical Story』を映像化した劇場収録版「ダイアナ」を配信することを発表した。

現在NYのブロードウェイ劇場街は、新型コロナウイルス感染の影響で3月から閉鎖されており年内まで再開しない見込みとなっている。何ヶ月間にも及ぶブロードウェイの休業は演劇業界に大きな打撃を与え、同舞台も3月31日の初演であったが予定より1年以上遅れ、開演は2021年5月25日へ変更になった。

Netflixで配信するため、ロングエーカー劇場ではブロードウェイのオリジナルキャストによって観客なしで収録が行われた。プロデューサーらは『舞台には代えられないが、Netflixが世界中の視聴者に提供している質の高いエンターテイメントであることは間違いない。』と本企画への意気込みを語っている。

▲「ダイアナ」オリジナルキャスト:(右から) 主演のダイアナ妃を演じるイェンナ・デ・ヴァール、チャールズ皇太子を演じるロー・ハルトランフ、カミラ夫人を演じるエリン・デイビー、エリザベス女王を演じるジュディ・ケイ

Netflixはこれまでにも、ケリー・ワシントンの「アメリカの息子」や「スプリングスティーン・オン・ブロードウェイ」、ジョン・ムレイニーと ニック・クロールの「オー、ハロー オン・ブロードウェイ」など、ブロードウェイで上演された舞台の映像化を手がけてきた。そんな中 「ダイアナ」 は、観客がブロードウェイのチケットを購入する前にNetflixで公開されるという点で、史上初の作品となる。

このようなコンテンツをデジタルで提供しようとしているのはNetflixだけではない。7月には競合のDisney+ で、大ヒットミュージカル「ハミルトン」の劇場収録した映像が配信され業界内で多くの注目を浴びた。同作の配信により、Disney+ の新規登録者数は急増し、7月に「ハミルトン」を視聴したユーザーの割合がNetflixが過去同月にリリースしたどの作品よりもはるかに高かったとVARIETYは報じている。

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