デヴィッド・ハーバーは超常現象を信じている…多くの人がそう思っているかもしれない。『ストレンジャー・シングス』のジム・ホッパー役で“裏側の世界”に身を投じ、新作コメディ映画「屋根裏のアーネスト」ではアーネストという迷える魂を演じているのだから。
しかし、当の本人は幽霊の存在を全く信じていなかった。─実際に幽霊に出会うまでは…。
『僕は46年間、幽霊を信じていなかった。だけどニューオーリンズでこの映画を撮影したとき、その家に幽霊が住んでいたんだ。その時は頭で分かっていても受け入れることができなかったよ。毎晩夜中の3時に恐ろしい気配に襲われて目を覚ます…2ヵ月半はずっと寒気がして怖かった』
ハーバーはTudumのインタビューで当時の様子を語った。ドアがバタンと閉まったり、閉めたはずの窓が開いたり…ある部屋ではとにかくイヤ〜な気配が漂っていたという。
『それは何かに怒っている女性だったと思う。彼女は僕に来てほしくなかったんだろうね。あれは…怖かった。』
幸いなことにファミリー向けに作られた「屋根裏のアーネスト」は、ハーバーが遭遇した恐ろしい幻影をモデルにしているわけではないのでご安心を。主人公のアーネストはむしろ、人間にとって無害でちょっと手助けが必要な迷子のような存在なのだ。
ジェフ・マノーの短編小説『Ernest』を原作とするこの物語は、10代のケヴィン(ジャヒー・ディアロ・ウィンストン)が、“死の館”と噂される新居の屋根裏で記憶喪失の幽霊(デヴィッド・ハーバー)を発見したときの様子を描いている。ケヴィンはその幽霊と親しくなり“アーネスト”と呼ぶように。やがてケヴィンの父(アンソニー・マッキー)がアーネストの動画をSNSへ投稿し一夜にして人気者になるが、CIAの標的にされてしまうのだった…。
ジェニファー・クーリッジ、ティグ・ノタロ、ナイルズ・フィッチ などの豪華キャストが脇役を固め、ハーバーが体験した恐怖体験とは少しかけ離れたハートウォーミングな展開も見所のひとつだ。
『あの家にずっといたなんて今でも信じられない』こう繰り返すハーバーは、もう二度とポルターガイストの可能性を否定しないかも・・?
映画「屋根裏のアーネスト」は2023年2月24日よりNetflixで独占配信中。
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