エリザベス・ブランデージの名作小説に基づいた映画「闇はささやく」(原題:Things Heard and Seen) が、2021年4月29日にNetflixで配信開始される。
同作は、シャリ・スプリンガー・バーマンとロバート・プルチーニが共同で監督・脚本を務めるホラー・スリラーだ。
■実際に起きたニューヨーク州北部の斧殺人事件がモチーフ
米Democrat & Chronicleによると、原作となる『All Things Cease to Appear(原題)』は約10年前ブランデージがニューヨーク州ブライトンに住んでいたときに知った、ある事件から着想を得て執筆された小説だ。
それは1982年ブライトン在住の女性キャスリーン・クラウゼネックが頭に斧が刺さった状態でベッドから発見されたというものだった。当時3歳の娘は、キャスリーンの夫であるジェームズが帰宅するまで死体と何時間も一緒に家の中にいたことが確認されている。
小説が出版された2016年、犯人はまだ見つかっていなかった。それから3年後ジェームズ・クラウゼネックが第二級殺人の容疑で起訴された。今年6月に公判前審問が予定されている。
ブランデージは今回の映画化について、小説と異なる要素も含まれているが『犯罪の要点を利用させてもらった』と述べており『小説家としてキャスリーンを正しく扱うよう努めた』と続けている。
■プロット
ハドソン・バレーの小さな村を舞台に、マンハッタンから移住してきたある夫婦の物語を描いている。ストーリが進むにつれ夫婦は互いの関係に潜む邪悪な暗い秘密と、新しい家に隠された不吉な過去を知ることに─。
次々と襲いかかる超常現象に目が離せない、衝撃の1本だ。
■キャスト
過去にNetflixオリジナル作品へ出演したお馴染みのキャストが勢揃い。
キャサリン・クレア 役 ─────────── アマンダ・サイフリッド 出演作:『レ・ミゼラブル』『マンマ・ミーア!』『Mank/マンク』 | |
ジョージ・クレア 役 ─────────── ジェームズ・ノートン 出演作:『ハッピー・バレー 復讐の町』『マクマフィア』『グランチェスター 牧師探偵シドニー・チェンバース』 | |
ウィリス 役 ─────────── ナタリア・ダイアー 出演作:『ストレンジャー・シングス』『ストレンジ・フィーリング アリスのエッチな青春白書』『ハンナ・モンタナ』 | |
エディ・ルックス 役 ─────────── アレックス・ニューステッター 出演作:『A-X-L/アクセル』『涙のメッセンジャー 14歳の約束』『COLONY/コロニー』 | |
ジャスティン 役 ─────────── レイ・シーホーン 出演作:『ベター・コール・ソウル』『インサイド・マン2』『トワイライト・ゾーン』 | |
フロイド・デビアス 役 ─────────── F・マーリー・エイブラハム 出演作:『アマデウス』『グランド・ブダペスト・ホテル』『HOMELAND』 |
同シリーズの制作は2019年10月から始まり、ニューヨーク州ハドソンバレーで撮影が行われた。
「闇はささやく」は2021年4月29日からストリーミング開始! ▶︎予告編・作品ページはこちらから