Netflixが、新作ドキュメンタリーシリーズ「マイケル・ジャクソン: ザ・バーディクト」を2026年6月3日より世界独占配信することを発表した。
本作は、“キング・オブ・ポップ”ことマイケル・ジャクソンが2003年に起訴され、2005年に無罪判決を受けた児童性的虐待裁判を題材にした全3話構成のドキュシリーズ。法廷内部にいた関係者たちの新証言を通して、20年を経た今なお議論が続く歴史的裁判を再検証していく。
■“史上最大級のセレブ裁判”を徹底検証

公開された予告編では、当時の熱狂的な報道合戦と世論の分断ぶりが映し出される。映像内では、『世界で最も有名な男が、最も凶悪な犯罪で告発された』という印象的な言葉も登場。裁判がどれほど異例の注目を集めていたかを物語っている。
弁護側は“行動が誤解された”と主張し、一方で検察側は有罪立証へ強く踏み込んだことで、世論は大きく二極化。最終的にマイケルは全件で無罪となったが、法廷内へのカメラ持ち込みは禁止されていたため、当時の人々は断片的な報道を通じてしか裁判を知ることができなかった。
「マイケル・ジャクソン: ザ・バーディクト」は、その“空白”を埋めるべく制作された作品だ。
陪審員、目撃者、告発側、弁護側など、実際に法廷内部にいた人物たちへの独占インタビューを通して、裁判全体を“法医学的”な視点で振り返っていく。
■『人々は断片しか知らなかった』─カメラなき法廷で何が起きていたのか

監督のニック・グリーンと製作総指揮のフィオナ・ストートンは、本作について可能な限り事実に忠実な歴史検証として制作したとTudumにコメントしている。
2人は、『マイケル・ジャクソン裁判から20年が経った今もなお、論争は続いている。当時、法廷にはカメラが入れず人々が見ていたのはメディアを通して切り取られた断片だけだった』と説明。
さらに、『この作品が、長く閉ざされていた出来事の内部を知る“窓”となり、視聴者が実際に何が起きていたのかをより身近に感じられるものになれば』と語っている。
■伝記映画『Michael/マイケル』の大ヒットで再燃する“MJ現象”

Netflixがこのタイミングで本作を投入する背景には、近年急速に高まっている“マイケル・ジャクソン再評価”の流れもありそうだ。
2026年4月末に公開(日本は2026年6月12日公開)された伝記映画『Michael/マイケル』は、アントワーン・フークア監督がメガホンを取り、マイケル役を甥のジャファー・ジャクソンが熱演。さらにコールマン・ドミンゴやニア・ロングら実力派俳優も出演し、大きな話題を呼んでいる。
さらに映画の大ヒットを受け、Spotify月間リスナー数は史上初の1億人超えを記録したという。『Billie Jean』はSpotifyグローバルチャート1位に返り咲き、1日で600万回以上再生されるなど、楽曲への注目も爆発的に再燃している。
その一方で、伝記映画については“過去の問題を美化している”という批判も上がっており、「マイケル・ジャクソン: ザ・バーディクト」がどのような視点でこの問題に向き合うのかにも注目が集まりそうだ。
■制作陣にはNetflixドキュメンタリーの実力派が集結
ショーランナーを務めるのは、『外科医パオロ・マッキャリーニ: その歪な愛の姿』や『ヴェンデッタ -真実、嘘、マフィア-』などをプロデュースしたデヴィッド・ハーマンが担当。
監督には、『デヴィッド・アッテンボロー: 生命の彩り』で知られるニック・グリーンがメガホンをとり、これまでNetflixの実録ドキュメンタリーを数多く手がけてきたクリエイター陣が参加していることから、重厚な題材をどう描くのか期待が集まっている。
製作総指揮には、フィオナ・ストートン、デヴィッド・ハーマン、ジェームズ・ゴールドストンが名を連ねている。
■リリース情報
20年以上にわたり語り続けてきた“世紀の裁判”。その巨大な論争に改めて切り込みながら、当時の報道だけでは見えなかった新たな視点を提示する作品となるだろう。
ドキュメンタリーシリーズ「マイケル・ジャクソン: ザ・バーディクト」(原題:MICHAEL JACKSON: THE VERDICT)
- 配信日:2026年6月3日
- 話数:全3話(各50分)
- 制作会社:Candle True Stories
- 配信:Netflix
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