ダークホースコミックスの人気スリラー『レディ・キラー(原題:Lady Killer)』がNetflixによって映画化されることが分かった。
今回のプロジェクトは、Netflixとダークホース社の間で続いているファーストルック契約の一環である。これまでに、『アンブレラ・アカデミー』や『ポーラー 狙われた暗殺者』『Mystery Girl』の映像化で成功しており、「レディ・キラー」は待望の最新作となる。
脚本家はディアブロ・コーディが担当する。アカデミー賞脚本賞を獲得した『JUNO/ジュノ』のほか、『ヤング≒アダルト』『タリーと私の秘密の時間』『ジェニファーズ・ボディ』を執筆した作家として知られている。まだ決定していないが監督も兼任する可能性がある。
製作には、ダークホース社のマイク・リチャードソンとキース・ゴールドバーグが、ブレイクの制作会社B for Effortのケイト・ヴォルホフとプロデュースを務める。
■レディ・キラーとは?
原作コミック『レディ・キラー(Lady Killer)』は、ジョエル・ジョーンズとジェイミー・S・リッチが制作したシリーズで、2015年からダークホースコミックスから出版されている。
2016年にはマンガ界のアカデミー賞『アイズナー賞』でベスト・リミテッド・シリーズにノミネートされるほか、ジョーンズはイラスト&カバーアートで個別にノミネートし、批評家から高い評価を受けた作品だ。
『レディ・キラー』というタイトルはもともと複数の女性を誘惑する男性を表すものだったが、コミックでは “不特定多数の人間を殺す女性” を指す言葉として使われている。
Netflixの「レディ・キラー」は、1950年代を舞台に、暗い秘密を抱えた主婦ジョジー・シューラーの人生を描く。
〈STORY〉
誰の目から見ても完璧な主婦のジョジー。しかしそれは表の顔で、裏ではマフィアに雇われる冷酷な暗殺者だった。そんなある日、マフィアのボスはそんなジョジーの二重生活に不満を募らせ、彼女を始末しようと動き出すが─。
著者のジョーンズは「レディ・キラー」の物語を現代ではなく、1950年代に設定した理由について次のように語っている。
この作品を“ブラックコメディ” にしたかったので、時代設定は非常に重要でした。私にとって矛盾ほど笑えるものはありません(笑) 特にコミック全体が視覚的なジョークがベースとなっているので、この時代ありきなのです。
■キャスト情報
ブレイク・ライブリーは主人公のジョジー・シューラーを演じる。『ゴシップガール』の出演で大ブレイクし『アデライン、100年目の恋』『ロスト・バケーション』など数々の主演を獲得してきた。
2021年5月現在、ライブリー以外のキャストは発表されていない。
■リリース予報
制作スケジュールは現時点では不明だが、撮影は今年中に開始される可能性が高いようだ。
リリース日も未定だが、2022年以降の到着になるでしょう。
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