2023年6月22日に登場した 『SATC』のキム・キャトラル主演 NetflixオリジナルTVシリーズ「グラマラス」が、シーズン2へ更新されないことが分かった。
全米映画俳優組合のストライキが終結した2023年11月、米DeadlineはNetflixでキャンセルされた5つの番組の中に「グラマラス」が含まれていると発表。具体的なキャンセル理由は明らかになっていないが、低視聴率が要因であったことはほぼ間違いないだろう。
ジョードン・ナーディーノ(『スタートレック:ディスカバリー』『クアンティコ』)が制作したこのシリーズは、ミス・ベニーが人生に行き詰ったマルコに扮し、キム・キャトラル演じるメイクアップ業界の伝説の大御所マドリン・アディソンの下で働く、ジェンダー不適合の若者を描いた物語。
批評家におけるこの番組の反応は賛否両論だった。現在RottenTomatoesでは47%とトマトメーターは低評価。IMDbでは6.0と観客の方が上であった。
─Netflixでのパフォーマンスは?
Netflixが毎週発表しているグローバルTOP10によると、2023年6月18日から7月2日までに4,310万時間の視聴を記録、2週にわたりTOP10入りを果たしている。
しかし『愛をこめて、キティより』『FUBAR』『ザ・ディプロマット』などシーズン2へ更新されたタイトルと比較すると、視聴統計は極めて低く第1週目にしてすぐに赤信号が点灯したと言われている。
ポジティブな面としては、番組が多くの国でデイリーTOP10にランクインしたことである。FlixPatrolのデータによると、最も試聴された地域は南アフリカ、オーストラリア、スペイン、ポルトガル、東欧、北欧が挙げられている。
一方で、今回の放送中止を受け脚本・製作総指揮を務めたジョードン・ナーディーノは自身のX(旧Twitter)に番組の打ち切りについて綴ったスレッドを投稿した。
そこには『番組を作るのが楽しくて人生で最高の瞬間だった…と言えたらいいんだけど……マジで地獄だった!! まぁどんな番組でもそうだ。1分1秒を争う時間だったけどその価値はあった』としみじみ振り返っている。
『クィアの幸せや成長の物語を、クールに伝えることができて本当に嬉しい。それは贈り物であり、これからもそうあり続けるだろう』と心境を吐露。
NetflixオリジナルTVシリーズ「グラマラス」シーズン1は全10話のエピソードで配信中!
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