2017年に4つの殺人未遂の罪で懲役12年の実刑判決を受けたデンマークの看護師、クリスティーナ・ハンセンの実話に基づく物語 「ザ・ナース」(原題:Sygeplejersken/英題:The Nurse)がリミテッドシリーズでNetflixに登場。
全4話のエピソード構成で2023年4月27日より配信開始される。
ここではドラマの見どころ、登場人物・キャスト情報など現在分かっていることを一挙紹介。
■この不穏な空気…実話ならではの恐ろしさ
「ザ・ナース」は、クリスティーナの残忍な犯行、そして彼女の恐るべき真実を暴こうと戦うペニレ・クルツマンの姿を描いている。
このドラマを一段とスリリングなものにしているのは、Netflix映画『グッド・ナース』(米国の看護師で40人の患者を殺害したとされるシリアルキラー)が実話に基づいているように、この物語もまた実在する殺人鬼がモデルになっているところだろう。
原作は、デンマーク最大の発行部数を誇るポリティケン紙に勤務するジャーナリストのクリスチャン・コーフィックセンが、2019年に発表した小説『The Nurse (英題)』がベースとなっている。
■モンスターはすぐそばに…
【STORY】
2015年3月のある早朝、デンマークの警察にニュークビン・ファルスター病院の看護師から通報が入った。
それは同僚が患者を故意に殺害し、今まさに事件が起きようとしている…というものだった。これはデンマーク史上類を見ない殺人事件が明るみになる、実話を元にしたドラマである。
やがて何人かの同僚もまた、その看護師が患者を毒殺していたのではという疑念を口にし、中には何年も疑惑を持ち続けてきたという者まで現れていく。
─なぜ、今まで誰も何も行動に移さなかったのか?そして証拠はどこにあるのか?
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■勇気ある内部告発を鼓舞せよ。この物語を語り継ぐことは必要不可欠
最終的にペニレの内部告発のおかげで、クリスティーナ・ハンセンは3人の患者を殺害し、4人目の患者を殺害しようとした罪で起訴された。
メガホンを取ったカスパー・バーフォード(『72時間』『殺しのナンバー』『チェスナットマン』)は Tandemの取材に対し、この物語を映像化に至った背景を説明している。
『多くの人が何かを疑ったり目にしたりするが、違和感を察知し実際に行動を起こすというリスクを冒すのは、やはり新米の看護師なんだ』
『(シリーズを作るにあたり)ペニレに忠実であろうとすること、そして彼女が置かれた状況について深く掘り下げるようにした。視聴者には、これがどれほど難しいことか感じとって欲しい。ただボタンを押せば内部告発者になれるというわけではないから』と、監督ならではの目線で語っている。
クリスティーナ・ハンセンは現在、デンマークの刑務所で服役中だ。
■キャスト情報
デンマークのニュークビン・ファルスター病院で働くベテラン看護師のクリスティーナ・ハンセン役 を演じるのは、ヨセフィーネ・パーク。昨年、妊娠トラブルを描いたNetflixドラマ『ベイビー・フィーバー』で主演を務めたことは記憶に新しい。
そして、指導者のクリスティーナとすぐに意気投合する新人看護師のペニレ役 には、デンマークで舞台女優として活躍中のファニー・ルイーズ・ベルンスが演じている。
リミテッドシリーズ「ザ・ナース」は2023年4月27日よりNetflixで独占配信開始!
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