Netflixは「ターミネーター」フランチャイズを元にした、オリジナルアニメシリーズの制作を発表した。「ターミネーター」のアニメ化は史上初となる。
プロジェクトはまだ企画・開発段階にあるためプロットなどの詳細は伏せられているが、Netflixは米制作会社スカイダンス・プロダクションズと提携し共同製作を行う。スカイダンスは過去2作の『ターミネーター』を製作している。
また、同シリーズのアニメーションを手掛けるのはNetflixが2018年から包括的業務提携を結んでいるProduction I.Gが担当する。『攻殻機動隊』『B:The Beginning』『東のエデン』など多くのヒット作を世に送り出してきた日本を代表するアニメ制作会社のひとつだ。
製作総指揮にはNetflix『プロジェクト・パワー』や2022年公開予定の『ザ・バットマン』の脚本を手掛けたマットソン・トムリンが務める。
トムリンは、『私の作品を知っている人なら誰もが感じていると思いますが、私は (作品をつくる上で) 感情に大きな揺さぶりをかけてハートをわしづかみにすることをモットーにしています。』と持論を述べ、『Netflixとスカイダンスが私に「ターミネーター」に携わる機会を与えてくれたことを光栄に思っています』と喜びを表している。
一方 Production I.G 代表取締役社長 石川光久氏は、長年の友人である押井守監督に、『「ターミネーター」のアニメ化の話があるんだけどどう思うと聞いたら、「石川、正気か！」という言葉をもらいました。これで「ターミネーター」をやるべきだと確信しました。スタッフも気持ちを込めて作ってゆきます。ぜひ楽しみにしていてください！』と裏話を明かしている。
「ターミネーター」のフランチャイズは大成功を収めており、これまで公開された6作の映画は全世界で20億ドル以上の興行収入を記録している。今回の発表は、Netflixがアニメ分野へのさらなる進出を図るプロジェクトの一環で、既に『スプリンターセル』『アーミー・オブ・ザ・デッド』など多くのアニメ作品の製作が進行中である。
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