Netflixは「エノーラ・ホームズの事件簿」の成功に続き、若き日のシャーロックとワトソンを描いた映画「Sherlock Junior(原題)」を計画中であることが分った。
物語は2人の出会いから、街で起きた奇妙な失踪事件や魔女の呪いに至るまで様々な謎を解き明かしていく。
脚本家の一人には、アーレン・クルーガーが加わる。『ダンボ』『ザ・リング』『トランスフォーマー/ロストエイジ』や、2021年公開の『トップガン』新シリーズの脚本など、数々のヒット作を手掛けたことで知られている。本作ではプロデューサーとしても参加する。
もう一人は、Netflixに移る前にソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントで脚本家を努めていたマット・クーズマが担当。彼は最近SNS上で『Netflixのオリジナル映画を企画中だ。』と投稿している。
この動きは、Netflixがシャーロック・ホームズのフランチャイズ拡大を狙っているように見える。今年最大のオープニング視聴者数を叩き出した映画「エノーラ・ホームズの事件簿」が記憶に新しい。また、2021年にはホームズの協力者 “ベイカー街遊撃隊”に焦点を当てたTVシリーズ「The Irregulars(原題)」が配信予定であること、そのほか続編やスピンオフや噂になっているプロジェクトがたくさんある。
しかしシャーロックが人気の高いコンテンツだけに、ベネディクト・カンバーバッチとマーティン・フリーマンが主演するBBCのドラマが世界を席巻していることを忘れてはいけない。一方でワーナー・ブラザースもロバート・ダウニー・Jrと3作目に取り組んでいることを考えると、Netflixのこの無謀な挑戦は吉と出るか凶と出るか─。
現時点で、配信日やプロジェクトに関わるディレクターやキャスト情報は明らかになっていない。
[Source] What’s on Netflix
[Picture] アーレン・クルーガー @Getty Images