ライアン・マーフィーがまた新たなモンスターの物語を描こうとしている。「アメリカン・クライム・ストーリー」シリーズで『O・J・シンプソン事件』と『ヴェルサーチ暗殺』を描いたように、次に実在する凶悪犯は世界でも類を見ない 連続殺人鬼“ジェフリー・ダーマー”を題材とする。
Deadlineによると、Netflixはマーフィーと彼の長年の共同クリエーターであるイアン・ブレナンと共にリミテッドシリーズ「Monster: The Jeffrey Dahmer Story(原題)」のプロジェクトにゴーサインを出したと報じてる。

キャスティングは、ジェフリーの父親ライオネル役をリチャード・ジェンキンスが抜擢されたことが明かされている。また、『Manhunter』『The Leftovers』でエピソード監督を担当したカール・フランクリンと、作家のジャネット・モックが共にシリーズの監督を務める。

シリーズは10話の構成で展開される。2017年に映画化された『My Friend Dahmer』のように連続殺人犯そのものを描くスタイルとは異なり、マーフィーの「Monster」は殺人、レイプ、人肉食に焦点を当てず、犠牲者の視点からストーリーを語ることに重点を置いている。
ショーは、ウィスコンシン州出身の彼が何年にもわたって殺人を繰り返しことを許した警察の無能さと無関心さに深く切り込んでいるという。逮捕されたにもかかわらず、最終的に釈放された事件が少なくとも10件あったと言われる1960年代~1980年代を中心に描かれる。
「Monster: The Jeffrey Dahmer Story(原題)」の制作は来年1月から開始される。
ジェフリー・ダーマーの犯罪
ジェフリー・ダーマーは米国で最も有名な連続殺人犯の一人。1970〜1990年代の間に、青少年17人を誘拐し性的暴行の上、殺害、屍姦しカニバリズムを行った。ウィスコンシン州ミルウォーキーで生まれ育ったこともあり “ミルウォーキーの食人鬼”の異名をとる。
IMG:Serial killer Jeffrey Dahmer – Getty Images