Netflixオリジナル作品の熱心なファンの中には、『ハリウッド』『ザ・ポリティシャン』『ザ・プロム』を手掛けた敏腕プロデューサーであるライアン・マーフィーの名を知る人も多いだろう。

2019年にNetflixと独占契約を結んだマーフィーにとって3作目のTVシリーズとなる「HALSTON/ホルストン」が、いよいよ2021年5月14日に配信される。

数あるラインナップの中でも特に期待値の高いこのドラマは、主演にユアン・マクレガーを迎え、ファッション界の一大帝国を築いたホルストンの栄光と転落を描く。

■ホルストンとは何者か？

ロイ・ホルストン・フローイックは、70年代から80年代にかけて名声を博したアメリカを代表するファッションデザイナー。

彼のデザインは、スエードやカシミアなどの高級素材を使い、シンプルでありながらエレガントなシルエットが特徴だ。型にはまらないデザインや、着心地の良い仕立てが評判を呼び世界へと広まっていった。

女性の生き方が多様化し自己表現の象徴としてファッションにも変革が起きた1960年代、ホルストンは『ファッションはシンプルであるべきだ』と考え、不必要な飾りは取り払い女性の内なる美を引き出すアイテムを多く生み出した。

しかし一方では、ゴシップ紙を賑わすこともしばしば。世界中のセレブが集うナイトクラブ『スタジオ54』の常連だったホルストンは、乱交パーティや薬物乱用を繰り返す姿が目撃されていた。画家のアンディ・ウォーホル、女優のライザ・ミネリやビアンカ・ジャガーなどのスターたちとよく一緒に連んでいたという。

そして名声が高まるにつれ『よく働き、よく遊ぶ』というホルストンの倫理観は制御不能に陥っていく…。

ホルストンは、1990年エイズによる合併症で57歳の若さで亡くなった。

■5つのエピソードで綴るひとりのデザイナー、そしてひとりの男の人生

「HALSTON/ホルストン」は伝説的なファッションデザイナーの生涯をたどるリミテッドシリーズ。

物語は、50年代の小さな町の帽子職人としてのルーツから、エリザベス・テイラーやジャクリーン・ケネディがスタイルアイコンとして絶大な影響力を誇った時期まで、仕事と私生活の両面に光を当てる。

自身の名前を冠したブランドを立ち上げ、高級感、セックス、地位と名声を象徴する世界規模のファッション帝国を築いたホルストンは、1970年代から80年代のニューヨークの代名詞となる。

やがて、彼が最も大切にしている財産である”ホルストン”という名前が、敵対的買収の標的となり戦うことを余儀なくされる─。

「ホルストン」の主な出演者およびキャラクターは、以下のとおり。

ロイ・ホルストン・フローイック役
_{アメリカのファッションデザイナー}
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ユアン・マクレガー
_{^{出演作:『スター・ウォーズ』シリーズ『ムーラン・ルージュ』『天使と悪魔』『美女と野獣』}}

ジョエル・シュマッカー役
_{『バットマン』シリーズ『オペラ座の怪人』を手掛けた映画監督}
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ロリー・カルキン
_{^{出演作:『サイン』『キャッスル・ロック』}}

エルサ・ペレッティ役
_{70年代にティファニーで活躍したジュエリーデザイナー}
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レベッカ・デイアン
_{^{出演作:『パリより愛をこめて』『リミットレス』}}

ジョー・ユーラ役
_{60年代〜70年代に活躍したファッションイラストレーター}
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デヴィッド・ピトゥー
_{^{出演作:『トゥルー・ストーリー』『メン・イン・ブラック3』}}

ライザ・ミネリ役
_{映画『キャバレー』の出演で知られる伝説の女優}
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クリスタ・ロドリゲス
_{^{出演作:『マイ・ライフ』『SMASH／スマッシュ』}}

ビクター・ヒューゴ役
_{ショーウインドーの装飾家でホルストンのボーイフレンド}
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ジャン・フランコ・ロドリゲス
_{^{出演作:『This Is how I Lost My Virginity』『Simón』}}

本シリーズの製作総指揮を務めるのは、ライアン・マーフィー、イアン・ブレナン、アレクシス・マーティン・ウッドオール、ダニエル・ミナハン、ユアン・マグレガー、Killer Filmsのクリスティーン・ヴェイコンとパメラ・コフラー、エリック・コヴタン、シャー・ホワイトが名を連ねている。

ミナハンはシリーズの監督も務める。

制作は2020年後半に開始し、ニューヨーク市内を中心に撮影が行われた。

「HALSTON/ホルストン」は全5話（各60分）のエピソード構成予定で、2021年5月14日よりNetflixで世界配信される。

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