尾田栄一郎の人気漫画『ONEPIECE』がNetflixで実写化されることが発表されてから1年が過ぎた今、制作に関する最新情報と、シーズン1についてこれまでにわかっていることを紹介。
全10話が注文されている実写版「ワンピース(ONEPIECE)」は、米国のTomorrow Studios社 が手掛けており、当初2020年8月31日から制作が開始され2021年2月8日に終了する予定だったが、COVID-19 の影響でスケジュールは大幅に延期している。ちなみに、同社は人気アニメ『カウボーイビバップ』の実写ドラマ化も並行して担当しているが、こちらも制作が遅延しているようだ。
■現在の制作状況は?
シリーズのプロデューサーであるマーティ・アデルスタインは、先日Syfyチャンネルのインタビューで現在の進行状況について語っている。
インタビューによると、スケジュールが遅延しているものの『今年の後半には手はずを整えたい』と考えているようだ。
撮影は南アフリカのケープタウンで実施予定であることを明かし、『基本的に10本の脚本はすべて書き上げている。戻ったらキャスティングを開始する予定だよ。(ちょっと怪しいが)個人的にはキャスティングを6月1日から考えているけど、候補者はたくさんいて遅くとも9月には制作を開始したいと思っている。』と述べている。
続けて、『我々は尾田先生と緊密に連携を取りながら仕事をしている。これから始めるわけだが、とにかく規模が大きい。つまり、“スノーピアサー”も大規模な制作だったが、今回はさらに大きい。』と本格的な始動はもう少し先になることを明かしている。
アデルスタインは『プリズン・ブレイク』『スノーピアサー』など多くの製作に携わってきた名プロデューサーで、実写化の『カウボーイビバップ』にも参加している。
■配信日はいつ?
現在の制作スケジュールを考えると、Netflixに登場するのは2021年末から2022年になる可能性が高い。
■舞台裏のスナップ
2021年2月から3月にかけて、制作の様子がファンの間で目撃されるようになった。
撮影の大半は、海賊船のための十分なスペースがあるケープタウン・フィルム・スタジオで行われているようだ。制作に詳しい人物によると、これまでに3隻の海賊船が制作されているという。
■シーズン1のストーリーは?
実写版のシーズン1では、ゾロ、ウソップ、サンジ、ナミが麦わらの一味に加わるところから、ルフィとアーロンとの戦いを描く予定だ。
続編の制作については公式発表されていない。今後さらにシーズンが続くことがあれば、最新刊が98巻であることから膨大な量の原作が存在しており、いくつものストーリーラインをカバーすることができる。
■キャストは?
キャストはまだ確定されていないが、いくつか名前が浮上している。
エミリー・ラッド(Emily Rudd) は、しばらくの間 IMDbのキャストページに登場したり消えたりしていた名前だが、残念ながら確定ではない。(※誰でもIMDbの情報を更新できるというデメリットがある)
また、ドラマ『リバーデイル』のジャグヘッド役で人気を博したコール・スプラウスは、自身のInstagramでサンジを意識した写真を投稿。Netflixの『ONE PIECE』公式アカウントが反応したことで大きな反響を呼んだ。
多くの憶測や噂が流れる中、脚本家のマット・オーウェンズは一連の報道について『配役は決まっていない』と否定している。今後の動向に注目したい。
[Source]whats-on-netflix
[Picture]©︎ 尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション