Netflixドラマ「ウォーターフロント」が打ち切り発表 ─シーズン2への道閉ざされる


2025年6月19日より配信されたNetflix注目の夏ドラマ「ウォーターフロント」が、シーズン2に更新されることなく終了することが明らかになった。高評価と高視聴者数を記録していた作品だけに、今回の発表は大きな波紋を呼んでいる。


突然のキャンセル発表…

Deadlineの報道によると、この判断は最近になって決定したとみられ、Netflixは公式コメントを控えている。

当初、更新の可能性は高いとの情報もあり関係者の間では期待が高まっていたが、最終的にはシーズン2への道は閉ざされる形となった。なお、制作はユニバーサルTVによる外部スタジオが手掛けていることから、Netflix自社制作に比べて更新のハードルが高いことも一因とされている。

関係者が更新に前向きだっただけに、キャンセルの決定は多くのファンにとって衝撃的なニュースとなった。


数字で見る反響

「ウォーターフロント」は、ノースカロライナで漁業帝国を営むバックリー家を中心に家業の衰退と試練を描いた群像劇だ。シリーズは続編を強く意識した展開を見せ、批評面でも好意的な評価を得ていた。

▲初週ランキング・グローバルTOP10では首位を獲得

配信初週から勢いをみせ、わずか4週間で累計 2,910万回再生 を記録。これまでに “高視聴数を誇るが更新されなかった作品” の基準とされてきた『絶体絶命スクワッド』の 2,440万回再生 を上回った。

さらに米国トップ10には 35日連続ランクイン、世界90ヶ国の地域で平均23日間トップ10入りを果たすなど、十分な実績を残していた。


キャスト・スタッフの反応

『スクリーム』『ドーソンズ・クリーク』『ヴァンパイア・ダイアリーズ』など数多くのヒット作を世に送り出してきたショーランナーのケヴィン・ウィリアムソンは、Instagram ストーリーズで次のようにコメントした。

『ウォーターフロントを観てくれたすべての人に感謝している。バックリー家の物語を続けられないのは残念だけど、シーズン1を作れたこと自体が大きな喜びだ。夢のようなキャストとスタッフと働けたことは一生の宝だよ』と、キャスト・スタッフへの称賛、Netflixへの感謝を述べている。

ジェナ・テイト 役のハンバリー・ゴンザレス『美しい思い出とつながりをありがとう。シーズン2がなくても共有した時間の価値は変わらないわ』
心境を吐露。
ディラー・ホプキンス役のブレイディ・ヘプナー『この作品が自分にとってどれほど大きかったか…言葉では表せない。関わった全員に愛を送るよ』と熱い思いを伝えた。


相次ぐNetflixのキャンセル

ついに「ウォーターフロント」も2025年に発表されたキャンセル作品群に加わってしまった。これまで『絶体絶命スクワッド』がキャンセルの指標となっていたが、今回のキャンセルによって更新のハードルはさらに上がったと言える。

既に報道があるように『テリトリー ~荒野の覇者~』『パルス』『ザ・レジデンス』はシリーズ終了が確定している。


Netflixにおける更新基準の厳しさを象徴する事例となった「ウォーターフロント」。ファンにとっては残念な結末だが、キャストやスタッフが残した言葉の通り、シーズン1で描かれた物語は強い余韻を残している。

TVシリーズ「ウォーターフロント」(全8話)はNetflixで独占配信中。

作品ページ・予告編は▶︎こちらから

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