サイ・スペンサーのグラフィックノベルを原作とした、現実の枠を超える犯罪捜査ドラマ「Bodies/ボディーズ」が、2023年10月19日よりNetflixで独占配信開始される。
同シリーズは、『恥はかき捨て』『No Offence』で知られる脚本家のポール・トマリンが、ダヌーシャ・サマルと共同執筆したジャンルを超えた物語である。
SFであり、殺人ミステリーであり、歴史モノ、そして刑事ドラマなのだ。
秋の夜長にぴったりの重厚で本格派英国ドラマを早速チェックしよう。
■4人の刑事、4つの時代、そして1人の被害者…
舞台はロンドンのイーストエンド。
ロングハーベスト通りで1体の遺体が、1890年、1941年、2023年、そして2053年に発見され、それぞれの時代の刑事が捜査に乗り出す。
各時代をつなぐ共通点が明らかになるにつれ、それぞれの捜査に関連性があることに気付く刑事たち。そこに謎の政治的指導者、エライアス・マニックスが重要人物として浮上する。
彼は、殺害に関わったのか─? それとも厄介な陰謀が絡んでいるのか─?
4人の刑事はどうにかして協力し合い、150年という時を越えて隠された謎を解き明かしていく…。
真相究明の旅へ…ファーストルック大公開!
─その雰囲気とは…?
トマリン曰く『心を揺さぶるもの』だとNetflixに語っている。
『刻一刻と変化し、先が読めない…まさにジェットコースターのようなスリルが味わえる作品』と評し、刑事ドラマの皮を被った邪悪な物語であると例えた。
■アワード受賞者多数!キャストに人気英国人俳優が名を連ねる
まずは、150年にわたる陰謀の解明に乗り出す4人の刑事を紹介しよう。
1890年
ヒリングヘッド警部補 役 1890年代に生きる敏腕刑事 ────────── カイル・ソーラー Kyle Soller 出演作:『キャシアン・アンドー』『風の勇士 ポルダーク』 *イギリスの演劇界で最も権威のあるローレンス・オリヴィエ賞を獲得した実力派俳優 |
1941年
ホワイトマン巡査部長 役 1941年に生きる野心家の刑事 ────────── ジェイコブ・フォーチュン=ロイド Jacob Fortune-Lloyd 出演作:『THE GREAT ~エカチェリーナの時々真実の物語~』『クイーンズ・ギャンビット』 |
2023年
2053年
メープルウッド巡査部長 役 2053年に生きる知略家の刑事 ────────── シラ・ハース Shira Haas 出演作:『アンオーソドックス』『シュティセル家の人々』 *『アンオーソドックス』で2020年エミー賞主演女優賞にノミネートされブレイク |
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そして、本作の中心人物となる謎の政治的指導者であり、“エグゼクティブ”の創設者〈エライアス・マニックス役〉を、スティーヴン・グレアム(『アイリッシュマン』『スナッチ』『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』)が演じる。
TVシリーズ『ボードウォーク・エンパイア』では2011年全米映画俳優組合賞を受賞して話題となった。
また、タイムトラベルと呼ばれる量子重力理論の第一人者〈ガブリエル・デフォー 役〉にトム・マザーズデール(『オーヴァーロード』『ピーキー・ブラインダーズ』)が抜擢されている。
■「Bodies/ボディーズ」は原作に忠実か?
本シリーズはサイ・スペンサーのグラフィックノベル『Bodies』に基づいて制作されている。
『ぶっ飛んだ構想を実現するのは、本当に大変なことだった』と、脚本家兼プロデューサーのポール・トマリンはNetflixに話す。
『グラフィックノベルの持つ狂気的な魅力と精神をできるだけ忠実に再現しながら、我々はただ心と頭をフル回転させ、一緒に変人になっていくしかなかった(笑)』と当時の状況を振り返り、完成した今は『3年間のトランス状態から抜け出したような気分』と心境を吐露している。
■「Bodies/ボディーズ」のロケ地はどこ?
シリーズの舞台はロンドンのホワイトチャペル。主にイギリスのリーズで撮影されている。
キャストのカイル・ソーラーは『リーズだけでなく、ブラッドフォードやロザラムでも行われた。彼らが作ったセットやロケ地は本当に素晴らしかったよ』と振り返る。
彼が演じたヒリングヘッド警部補のシーンは、19世紀後半が舞台だった。『ヴィクトリア朝時代のイングランドに足を踏み入れたような感覚になった。当時自分がいたら生き残れなかっただろうね』と、その複雑さと細部へのこだわりは驚きの没入感を与えてくれると話している。
■リリース情報
限定シリーズ「Bodies/ボディーズ」は全8話のエピソード構成で、2023年10月19日よりNetflixで独占配信開始!
作品ページ・予告編は▶︎こちらから