2022年7月にデビューし好評を得ていたニール・パトリック・ハリス主演のNetflixドラマ「シングル・アゲイン」が、シーズン2へ戻ってこないことが分かった。
同シリーズは、NYで生き抜く40代半ばの独身ゲイをユーモアたっぷりに描いた物語。『セックス・アンド・ザ・シティ』を手掛けたダーレン・スターと、『モダン・ファミリー』『そりゃないぜ!? フレイジャー』のジェフリー・リッチマンのエミー賞受賞コンビが共同で制作・脚本を担う、期待のラブコメであった。
年明け早々、キャンセルが相次ぐNetflixオリジナル作品だが、この発表により5本目のタイトルを失ったことになる。(その他作品:『1899 』『ザ・チェア ~私は学科長~』『陰謀論のオシゴト』『デッド・エンド: ようこそ! オカルト遊園地へ』)
中止報道の中には、当初「シングル・アゲイン」は ShowTime (ショウタイム) またはパラマウント・グローバルに移行するという計画があったそうだが、最終的に不成立に終わったと Deadlineが報じている。
Netflixが番組の更新やキャンセルを決定する基準には、数多くの要素が絡んでいるが、やはり視聴時間や視聴者数が更新を正当化するほど伸びなかったと考えられる。
■どの程度の成績を残したのか?
NetflixのグローバルTOP10チャートによると、幸先のいいスタートではなかったようだ。初週のランキング(7月25日〜7月31日)へ入るには、『ストレンジャー・シングス』のシーズン2を抑えること、そして全世界で2,017万時間以上の視聴が必要だったが、ランクインは果たせなかった。
次週(7月31日〜8月7日)のTOP10では 2652万時間を記録し〈第6位〉にランクインするも、3週目には脱落した。
特にイギリスやアメリカなどの重要な市場において、13〜14日間しかTOP10に留まれなかったのは、この時点で続編がないことを示唆している。
■シーズン1の完走率を見てみると…
「シングル・アゲイン」にとってポジティブな兆候は、多くの視聴者がコンプリートしているということだ。
英国のSVOD分析会社Digital iによると、シーズン1の完走率が59%だったと記録されており、最近ヒットした『ダーマー』の45%よりも高い。
Netflixは以前、完走率が50%以下のシリーズは基本的に更新しないことが多いと説明している。
TVシリーズ「シングル・アゲイン」はNetflixで独占配信中。
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