『イカとクジラ』『マリッジ・ストーリー』で知られる、アカデミー賞ノミネート監督 ノア・バームバックの新作映画「ホワイト・ノイズ」(原題:White Noise)が、2022年12月30日よりNetflixで配信開始される。
原作は、米作家ドン・デリーロが1985年に発表した同名小説に基づいて制作。“映像化不可能” と呼ばれたカオスで独特の恐怖が漂う問題作を、30年以上経った今、バームバックの手によって新しい息吹を与える。
■愛、死、そして幸福といった普遍的なテーマで贈る壮大な人間ドラマ!
─愉快で恐ろしい
─叙情的で不条理
─平凡で終末的…
物語は、化学物質の流出事故に見舞われ、死を恐れ錯乱してしまった大学教授が、命を守るため家族とともに逃走する姿を描いている。
現代のアメリカ人家族が、“死”を身近に感じる環境下で、愛や幸福といった普遍的なテーマに向き合っていく。
■賞レースの大本命にもなり得る実力派俳優が集結!
主演は、『スター・ウォーズ』シリーズや『ハウス・オブ・グッチ』で知られるアダム・ドライバーが、グラドニー家の家長であり、“ヒトラー学科”の教授 である ジャック に扮する。
バームバック監督とは、Netflix『マリッジ・ストーリー』以来の再タッグで、この役で5度目の共演となる。
ジャックの4番目の妻(自身も4度目の結婚!)となるバベット役には、女優、脚本家、監督として活躍するグレタ・ガーウィグが本作で女優復帰を果たす。
バームバック監督とは実生活でもパートナーであり、過去に『ミストレス・アメリカ』『フランシス・ハ』でタッグを組んでいる。
グラドニー家の長女デニースは、『トゥモローランド』『聖なる鹿殺し』で知られるラフィー・キャシディが演じる。彼女はバベットの二番目の夫との娘である。
長男ハインリッヒはジャックの最初の結婚相手との子供で、演じるのは『With/In』のサム・ニヴォラ。2023年配信予定のNetflix『マエストロ』にも出演予定だ。
ジャックの3番目の妻との子供となる次女ステフィは、メイ・ニヴォラが演じる。サム・ニヴォラとは実生活でも実の兄妹!
そしてワイルダーはジャックとバベットの間に生まれた末っ子だ。双子のディーン・ムーア&ヘンリー・ムーアが交代で演じており、これがスクリーンデビュー作となる。
ジャックと同じ大学に勤める教授のマーレイ・シスキンド役には、MCUのウォーマシン役でお馴染みのドン・チードルが演じる。
エミー賞、グラミー賞、アカデミー賞、トニー賞というアメリカの4大賞にノミネートされた数少ない黒人俳優のひとりで『ブギーナイツ』や『ホテル・ルワンダ』『アイアンマン』などの演技で高い評価を得ている。
■リリース情報
撮影は、オハイオ州のウェリントンとオバーリンにまたがってセットが組まれ、ダウンタウンの独特な雰囲気が映画で存在感をみせている。
「ホワイト・ノイズ」は、2022年12月30日よりNetflixで配信開始。
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