少年と富豪老人の特別な絆を描いたヒューマンドラマ「ハリガン氏の電話」(原題:Mr. Harrigan’s Phone)が、2022年10月5日よりNetflixで独占配信される。
現在 Neflixで絶賛ヒット中の『ダーマー』を手掛けたライアン・マーフィーが、ホラー界の名プロデューサーであるジェイソン・ブラムとタッグを組み、巨匠スティーヴン・キングの短編小説『Mr. Harrigan’s Phone』を長編映画化する。
今回でスティーヴン・キングによる原作のNetflix作品は、『ジェラルドのゲーム』『1922』『イン・ザ・トール・グラス -狂気の迷路-』に続く、4作目となる。
本作の脚本と監督には、『しあわせの隠れ場所』『ウォルト・ディズニーの約束』で知られる 映画監督ジョン・リー・ハンコックが起用。(ちなみにNetflixの隠れた名作『ザ・テキサス・レンジャーズ』にも携わっている! )
原作は80ページ程度の短編小説ため、長編の脚本を書くにはハンコックの独創的な手腕が問われた。幸運にもスティーヴン・キングはこの脚本が物語に忠実であると判断し、製作開始のゴーサインを出したという。
尚、ライアン・マーフィーとジェイソン・ブラムはプロデューサーとして参加している。
■神秘的な体験を通じ、少年の成長を描く物語
舞台は2000年代半ば。小さな町に住む少年クレイグは、世捨て人のように暮らす大富豪の老人ハリガン氏と運命の出会いを果たす。
似つかわしくない2人を結びつけたのは、本と読書を愛する気持ち。そして老人に初代iPhoneの使い方を教え、2人の友情はすぐに深まっていった…。
やがてハリガンは天寿を全うし、クレイグは悲しみに暮れる日々を過ごしていた。ところが、墓の中にいるはずの彼とスマホを使って通信できることに気付き、たとえ死後でもすべてが失われるわけではないと悟るのだった。
─生と死の境界を越え、友人のためにどこまで尽くすことができるのだろうか?
神秘的な体験を通じて、失われることのない心の絆と、少年の成長を描いていく…。
■ベテラン俳優 × 新進気鋭のキャストが熱演!
主人公の少年〈クレイグ〉を演じるのは、今をときめく人気俳優のジェイデン・マーテル
スティーヴン・キング作品としては『IT イット』以来の起用で、ビル・デンブロウ役を演じ大ブレイクした。
その他にも、『ヴィンセントが教えてくれたこと』『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』『目指せメタルロード』などに出演し、近年目覚ましい活躍をみせている。
続いて、クレイグの新しくできた友人で州で一番の大富豪〈ハリガン〉を演じるのは、ドナルド・サザーランドだ。『24 -TWENTY FOUR-』のキーファー・サザーランドの父親としても知られている。
『コールガール』『赤い影』『F/ボディ・スナッチャー』といった70年代の名作で目にした人も多いのでは。あるいは、『JFK』『プライドと偏見』『ミニミニ大作戦』『ハンガー・ゲーム』など、キャリア後期の名バイプレーヤーとして見覚えがあるかもしれない。いずれにせよ、あのビロードのような声とスクリーン上での圧倒的存在感は忘れることができないだろう。
そして今回のハリガン役。死後も映画を支配しており、これはサザーランドほどの実力を兼ね備えた俳優でなければできない芸当だ。
脇を固めるサブキャストたちにも注目!(写真左から)
- 教師のハート 役:カービー・ハウエル=バプティスト
出演作:『サンドマン』『キリング・イヴ/Killing Eve』『クイーンピンズ』
l - クレイグの父親 役:ジョー・ティペット
出演作:『メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実』『ザ・モーニングショー』
l - いじめっ子のケニー 役:サイラス・アーノルド
出演作:『ジャスト・ビヨンド 怪奇の学園』『ズーランダー NO.2』
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その他、コリン・オブライエン、トーマス・フランシス・マーフィ、ペギー・J・スコット らが出演している。
映画「ハリガン氏の電話」は、2022年10月5日よりNetflixで独占配信。
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