ドイツ発のミステリー・スリラー ドラマ「1899」がいよいよ2022年、船出を切ろうとしている。
ここでは、移民船を舞台に繰り広げられる壮大なプロットから、豪華アンサンブルキャスト情報、最先端テクノロジーによる映像体験まで、見どころを一挙紹介!
2022年ベストTVシリーズの呼び声高い、Netflixの野心的プロジェクトの全貌をみていきましょう。
■並外れた才能を持つ『ダーク』の制作陣が再結集!

本作は、世界的成功を収めた『ダーク』(2017-2020)を手掛けたバラン・ボー・オダーとヤンチェ・フリーセの名コンビによる、待望の新作だ。
『ダーク』と言えば、グリメ賞(ドイツで最も権威あるテレビ賞)を多数受賞し、その難解で予想だにしない家族史ミステリーが世界中のファンを虜にさせた。Netflixでは先駆となった“ドイツ発のTVシリーズ” として知られている。
ちなみに2人は『ダーク』の後に、製作会社DARK WAYSを設立しNetflixと提携を組んでいる。
今回2人は、以下の役割を担う。
- ヤンチェ・フリーセ(脚本家・プロデューサー・ショーランナー)
- バラン・ボー・オダー(監督・プロデューサー・ショーランナー)
その他、『ダーク』を共に手掛けた撮影監督のニコラウス・スメラー、セットデザイナーのウド・クラマー、ヘア&メイクアップデザイナーのクリスティーナ・ワグナー、作曲家のベン・フロストらが再集結する。
■夢と希望を乗せた新天地への旅路は、恐ろしい悪夢に変わる…

時は1899年。
移民を乗せた蒸気船が、ロンドンからニューヨークを目指して出航した。
異なる背景や国籍を持つ乗客たちは、新世紀や外国での未来を夢みる、希望という名の糸で結ばれているようだった。

行方不明の船が発見され…
ところが、何ヶ月も行方不明になっていたある船が海原を漂流しているのを見つけたことで、彼らの旅は恐ろしい悪夢に変わっていく。
果たして船上で目撃したものとは…?鍵となるのは、乗客それぞれが抱えた過去の入り組んだ秘密に関係があるかもしれない。


「1899」は、何が人々を団結させ、何が分断させるのか。恐怖がいかに分断のきっかけになるかについて追及していく物語だ─。
■国際色豊かなキャストがズラリ!母国語を話すキャラクターに注目

「1899」はさまざまな国から集まったキャラクターが、自身の母国語を話すという、まさにヨーロッパ的シリーズとなっている。
ヤンチェ・フリーセは、米Deadlineのインタビューで『ヨーロッパが衰退しつつある近年、ブレグジット(イギリスのEU離脱)や各国で高まるナショナリズムに対抗し、再びヨーロッパ人が共に働き創造する という考えに立ち返りたい思いがあった』と、多言語シリーズの重要性について述べている。
『国籍がバラバラの登場人物が、みんな英語を話している ということは避けたかった。』と続け、他国から来て、異なる言語を話し、多様な文化や暮らしが入り混じるヨーロッパの真髄に迫った作品であることを訴えている。
※役柄の詳細は随時更新予定
■まるで海の上…世界最先端技術のバーチャル体験が実現!
シリーズの撮影は、ドイツの由緒あるバーベルスベルク・スタジオに設けられた、最新鋭バーチャル・プロダクション施設(DARK BAY* 所有)で行われた。
ビデオゲームのようなバーチャルセットやロケーションを用いて、グリーンスクリーンを必要とせず、最先端LEDパネルによって複雑な視覚効果ショットをカメラに収めることができるステージを作り上げている。これは、Disney+の『マンダロリアン』でも採用された技術だ。
(*DARK BAYは、DARK WAYSとStudio BabelsbergがNetflixのサポートを受け設立したバーチャルプロダクションに特化した会社)



「1899」がドイツの先駆的作品になる予感…
撮影は当初、ヨーロッパ全土で行われる予定だったが COVID-19 の影響で調整が入り、代替案としてバーチャルセットのアイディアが採用された。
Netflixの先行投資により新設されたこのLEDスタジオは、ドイツのエンターテインメント産業にとって最先端のイノベーションであり、今後、映画製作者やクリエイターにも計り知れない創造的恩恵をもたらすだろう。
■シーズン1のリリース情報
TVシリーズ「1899」は全8話(各60分)のエピソード構成を予定。
リリース日は確定していないが、2022年後半にラインナップされている。一部の報道では、2022年11月に到着する可能性が高いと言われている。
続報をお待ちください!
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