Netflixは、黒人のクリエーター、黒人の若者、そして映画学校(Ghetto Film School)、黒人公共メディア(Black Public Media)、コリン・キャパニック設立の黒人コミュニティ(Know Your Rights Camp)など、黒人が所有するビジネスに特化した組織に500万ドルを寄付すると述べた。
Netflixの最高経営責任者であるリード・ヘイスティングスは『人種差別や不公正に有意義な方法で取り組むことは、黒人社会に長期的な機会を与えることを意味する』と述べ、『我々の主な役割は「ボクらを見る目(When They See Us)」などの重要なコンテンツへの資金投資と利用者の視聴だ。さらなるステップとして、黒人のクリエーター、黒人の若者、そして黒人が所有するビジネスの非営利団体に500万ドルの寄付を約束する。」と声明を出した。
クリエーターに関しては「ゲットー・フィルム・スクール」、「フィルム・インディペンデント」、「ファイアーライト・メディア」、「ブラック・パブリック・メディア」に総額150万ドルを寄付する。
また、若者を対象とした3つの団体「Know Your Rights Camp」「ポッセ財団」「ブラック・ガールズ・コード」に100万ドルの助成金を提供し、ロサンゼルスの「In Our Own Backyard」の企業に50万ドルを寄付する。さらに、銀行のサービスが行き届かない南ロサンゼルスの地域社会に資源を提供する非営利団体、バーモント・スローソン・エコノミック・デベロップメント (VSEDC) には助成金を分散する予定だ。
先月、ミネアポリス在住のジョージ・フロイドが警察に殺害された事件で、平等と刑事司法制度の改革を求める抗議運動が広がる中、Netflixは『Black Lives Matter (黒人の命を大切にする) 』運動の支持に、先陣を切ったエンターテイメント企業の一つだ。
先週より『Black Lives Matter:黒人とアメリカ』コレクションを開始した。このコレクションには、人種的不公正とアフリカ系アメリカ人の体験が描かれた45以上の作品が並ぶ。