『悪魔城ドラキュラ -キャッスルヴァニア-』『ジャッジ・ドレッド』のプロデューサーで知られるアディ・シャンカルの新作スーパーヒーローシリーズ「ガーディアンズ・オブ・ジャスティス」(原題:The Guardians of Justice)が、2022年3月1日よりNetflixで配信開始される。
実写×アニメーションをミックスした異色のヒーローシリーズが登場!
同シリーズは、様々な形式のアニメーションと実写をミックスさせた映像スタイルをとっており、具体的にはストップモーション、クレイアニメーション、ハイブリッド実写、ピクセルアートなどをフィーチャーしている。アディによれば、プロジェクトは6年以上前から企画・開発されており、シリーズには8種類の2Dアニメーションが登場する予定だという。
アディ・シャンカルって誰?
プロデューサー、監督、俳優、脚本家として幅広く活躍しており、Netflixの『悪魔城ドラキュラ』シリーズのエグゼクティブプロデューサーとして知られている。また、現在はFPSゲーム『Far Cry』のアニメシリーズ化がNetflixで進行中で、「Captain Laserhawk A Blood Dragon remix(原題)」と題されたプロジェクトを中心に取り組んでいる。
アディはこのシリーズを、90年代アメリカのポップカルチャーへのラブレターと称し、スーパーヒーローというジャンルに対する概念やあり方に挑戦するものだと説明している。
監督にはアディの他、スチュワート・ヨースト、ルイス・ペラヨ・ジュンケラ、エノル・ジュンケラ、ケンロン・クラークが名を連ねている。
あまり多くの情報は公開されていないが、『ラブ、デス&ロボット』や『ジュピターズ・レガシー』、『ジャスティス・リーグ』の世界観を彷彿とさせるSFミステリーに仕上がっており、一部の報道ではPrime Videoの『ザ・ボーイズ』に対抗すべくNetflixが打ち出した新シリーズと紹介されている。
■スーパーヒーローに対する風刺を込めたブラックコメディ
物語は、無敵だと思っていたリーダーのマーベラスマンが突然の自滅を図ったことに始まる。
後に残されたスーパーヒーローたちは、新たな悪の勢力と戦いながら、自身の内なる闇に立ち向かわなければならないのだった…。
アディ・シャンカルは Paste Magazineのインタビューで、作品を事細かに説明するのは不可能に近いと述べている。『この番組を視聴するということは、僕の心の中を覗き込んでいるようなものだよ』と、物語というよりも“体験”であることを強調した。
続けて、1964年に公開されたキューブリックの『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』に触発されたことを明かし『これはブラックコメディの社会風刺なんだ』と付け加えている。
これまでのスーパーヒーローというフォーマットをダークに風刺し、競争の激しいこのジャンルを一新した作風で表現する。
■主要キャラクターのコンセプトアート
■キャスト情報
出演者には、ダラス・ペイジ、シャーニ・ヴィンソン、デレク・ミアーズ、デニース・リチャーズ、ウィル・ユン・リー、ジョン・ヘニガン、プリーティ・デサイ、ティファニー・ハインズ、ジャクソン・ラスボーン、ケラン・ラッツ、アディ・シャンカル、ジェン・サング・アウターブリッジ、ジェーン・シーモア、エディ・ガテギ、ヴィゴ・ヴィラロボス、アンディ・ミロナキス、クリストファー・ジャッジ、RJ・ミッテ がシリーズを通して登場する。
「ガーディアンズ・オブ・ジャスティス」のシーズン1は、全7話(各20分)のエピソード構成を予定。2022年3月1日よりNetflixで世界独占配信される。
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