米ProductionWeeklyの制作リストによると、デヴィッド・リンチはNetflixと共同で新しいTVシリーズの制作を企画中だという。
デヴィッド・リンチと言えば、エキセントリックな容姿で “カルトの帝王” “鬼才” と呼ばれ、様々な映画やTVシリーズを手掛けた監督・脚本・プロデューサーとしてよく知られる。中でも、近年復活を遂げ “リンチ・ワールド” が炸裂するメガヒットドラマ『ツイン・ピークス』は日本でも空前の社会現象となった。
最近ではYouTubeチャンネル『DAVID LYNCH THEATER』を開設し、短編アニメや製作の裏側を投稿している。LAの天気予報を毎日投稿するシュールな映像も話題だ。
さて、今回のプロジェクトはほとんど詳細が明らかになっていないが、仮タイトルは 『Wisteria』と発表されている。直訳するとフジの花を意味する。
製作は2021年に開始され、LAのカルバート・スタジオで撮影される。シリーズの脚本・監督にデヴィッド・リンチが、製作総指揮にはサブリナ・S・サザーランドが名を連ねている。サザーランドは、2014年から映画『ツイン・ピークス』の “The Missing Pieces”を含む多くのリンチ・プロジェクトに取り組んできた。
デヴィッド・リンチがNetflixオリジナル作品に参加するのはこれが初めてではない。過去に『ジャックは一体何をした?』という殺害事件の容疑者である1匹のサルに、担当刑事が取り調べを行う17分の短編映画ををリリースしている。この斬新な設定に米辛口映画批評サイトRotten Tomatoesでは92% の高スコアを獲得し話題となった。
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