家族の別れと愛を描く「グッバイ、ジューン: 幸せな人生の終い方」がNetflixに登場!─キャスト、あらすじ、リリース情報


アカデミー賞女優ケイト・ウィンスレットが、ついに監督として新たな一歩を踏み出す──。

監督デビュー作となる家族ドラマ「グッバイ、ジューン: 幸せな人生の終い方」(原題:Goodbye June)が2025年12月24日よりNetflixで独占配信開始される。

今回公開された予告編によって、人生の最期と家族の絆を真正面から描くエモーショナルな作品像が明らかになった。


ィンスレットが“演じるだけ”では足りなかった理由

▲ケイト・ウィンスレットと息子のジョー・アンダース(Source Images :TUDUM © 2025 netflix)

ウィンスレットは『最初からすべてをやるつもりではなかった』と主演・監督・製作の三役を担う予定はなかったことをTudumのインタビューで明かしている。

当初、彼女が関わったのはあくまで主要キャストの一人として。脚本を読んだのはまだ初期段階の草稿で、それを書いたのは息子のジョー・アンダースだった。幼い頃からノートを手放さない“書く子ども”だった彼は、演技の道を模索した後に脚本家としての才能を本格的に開花させ、この物語を書き上げた。

ウィンスレットはその原稿を読んだ瞬間、『これは映画になる』と確信し、製作を引き受けることを決意する。その後、およそ1年にわたる脚本のブラッシュアップを経て、撮影開始が迫る中で彼女の中で大きな変化が訪れた。『この物語を他人の手に委ねたら、きっと後悔する…』そう感じた彼女は、本作を監督デビュー作とする決断を下したのだ。

ウィンスレットは『人間の本質を描いた物語。観客が登場人物の中に自分自身を見出してくれたらうれしい』と語る。特に“別れ”というテーマに対し、『死を前にした別れを描くことで、私たちは“いま目の前にある愛”に気づかされる』と説明している。


の危機が家族の関係を呼び戻す ─限られた時間の中で結び直される絆

[Source Images] ©︎ 1997-2025 Netflix,Inc.

物語は、聡明な母ジューンが深刻な病に冒されたことをきっかけに、4人の子供たちが再会するところから始まる。

容体が悪化していく現実を前に、長年抱えてきた家族関係の軋轢や避けられない喪失と向き合うことに。

世話の焼ける父親を支えながら、最期の時間を家族としてどう過ごすのか。それでもジューンは衰弱しながらも、辛辣なユーモアと率直な言葉、そしてあふれるほどの愛情を失わず家族を包み込む存在として描かれる。


力派キャストが集結したアンサンブル

本作には、ウィンスレット自身を含む豪華な俳優陣が集結した。共演者には、ゴールデングローブ賞受賞のトニ・コレット、アカデミー賞ノミネート歴を持つアンドレア・ライズブロー、ジョニー・フリンが名を連ねる。

そして母のジューン役にはヘレン・ミレン。ウィンスレットは『この役を演じられるのは彼女しかいなかった』と強調し、ミレンが見せる繊細かつ脆さを伴った演技を絶賛している。

ジュリア 役
成功を収め几帳面な次女
ジューン 役
最期の時間を自分らしく生き抜こうとする母
ヘレン 役
自由奔放でスピリチュアルな長女
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ケイト・ウィンスレット
Kate Winslet
ヘレン・ミレン
Helen Mirren
トニ・コレット
Toni Collette
出演作: 『愛を読むひと』『メア・オブ・イーストタウン』出演作: 『クィーン』『ゴスフォード・パーク』出演作: 『シックス・センス』『ヘレディタリー』
コナー 役
神経質で気配り屋の末っ子
モリー 役
怒りと反骨心をまとった三女
バーニー 役
窮地に立たされた父親
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ジョニー・フリン
Johnny Flynn
アンドレア・ライズブロー
Andrea Riseborough
ティモシー・スポール
Timothy Spall
出演作: 『リプリー』『EMMA エマ』出演作: 『To Leslie トゥ・レスリー』『バードマン あるいは』出演作: 『ターナー、光に愛を求めて』『秘密と嘘』
ジェリー 役看護師 役ティトフォード医師 役
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スティーヴン・マーチャント
Stephen Merchant
フィサヨ・アキナデ
Fisayo Akinade
ジェレミー・スウィフト
Jeremy Swift
出演作: 『LOGAN/ローガン』『ジョジョ・ラビット』出演作: 『ハートストッパー』『ディストピア パンドラの少女』出演作: 『テッド・ラッソ』『ダウントン・アビー』
ル医師 役
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ラザ・ジャフリー
Raza Jaffrey
出演作: 『HOMELAND/ホームランド』『コード・ブラック』
[Source Images] ©︎ 1997-2025 Netflix,Inc.

リリース情報

俳優として数々の名作を残してきたケイト・ウィンスレットが、監督として初めて選んだテーマは“家族との別れ”。静かで痛切、それでいて温かなこの物語は多くの視聴者にとって忘れられない一本となりそうだ。

「グッバイ、ジューン: 幸せな人生の終い方」は、2025年12月12日に米英の一部劇場で公開後、12月24日よりNetflixで配信開始される。

作品ページ・予告編は▶︎こちらから

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