「バイオハザード」(原題:Resident Evil)の実写TVシリーズがNetflixに登場する。2022年以降の配信に向け、いよいよ制作が本格的に開始されようやく確かな情報が出てきた。
すでに報道があるようにこのシリーズは、カプコンの同名テレビゲームをベースにしたNetflixオリジナル作品だ。1996年の発売以降、数々のリメイク作品や小説、そして映画フランチャイズを生み出してきたことで知られている。
Netflixは、この実写TVシリーズと、2つのアニメプロジェクトを含めた「バイオハザード」コンテンツに近年積極的に取り組んでおり、その第一歩が2021年7月に配信された『バイオハザード: インフィニット ダークネス』であることは記憶に新しい。
今回、製作スタジオには映画版「バイオハザード」シリーズ全6作を担当してきたコンスタンティン・フィルムが参加し、これまで培ってきた知識や世界観をTVシリーズ版へと継承するかたちとなる。ちなみに同社は7作目となる映画『バイオハザード: ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』を2021年に劇場公開予定だ。(日本は2022年封切り予定/配給:ソニー)
■ドラマ版はココが違う!2つの時間軸で展開する新たなオリジナルストーリー
世界中で大人気のサバイバルホラービデオゲーム「バイオハザード」を原作とする本作は、2つの時間軸で新たなオリジナルストーリーを描く。
1つ目の時間軸
14歳のジェイドとビリーのウェスカー姉妹が、ニューラクーンシティに移り住むところから始まる。
この素晴らしき人工企業都市でウェスカー姉妹は青春を謳歌するが、次第に街の実態に気づき始め、父親が何か隠しているのではないかと疑念を抱くようになる。
それが世界を破滅へと導く危険な秘密だとは知らずに…。
2つ目の時間軸
─それから10年以上経った未来の世界。
地球上の人類は今や1500万人足らずとなり、T-ウィルスに侵された人間や動物が60億を超える怪物となって地上を埋め尽くしてしまう。
この新たな世界で、30歳になったジェイドは生存を賭けて戦う一方、妹、父親、そして彼女自身を取り巻く過去の秘密に苦しめられるのだった…。
■メインキャストが解禁!
シリーズの黒幕的人物で、かつてS.T.A.R.S.の隊長であったアルバート・ウェスカーを演じるのは『ジョン・ウィック』のシャロン役で知られるランス・レディックだ。
その他キャストの役柄については、近日中にアップデートがあるだろう。
■人気ドラマを手掛けたクリエイターが集結!
本シリーズには、前途したとおり映画版を手掛けた製作スタジオのコンスタンティン・フィルムに所属する人物が多く関わっている。プロデューサーは同社の最高経営責任者 マルティン・モスコヴィッツが、製作総指揮にはロバート・クルツァー、オリヴァー・ベルビン、メアリー・リア・サットン が名を連ねている。
そして、メガホンを取るのは『ウォーキング・デッド』『ブレイキング・バッド』『ベター・コール・ソウル』『13の理由』など数々の人気番組に携わってきたブロンウェン・ヒューズ監督が製作総指揮を兼任する。(Ep.1-Ep.2)
さらに、ショーランナー・製作総指揮・脚本を務めるのは、『スーパーナチュラル』のアンドリュー・ダブだ。
ダブにとってバイオハザードは “一番のお気に入りのゲーム” と述べ、壮大な物語の語り手となることに興奮の様子。『馴染み深いキャラクターが数多く登場すると同時に、これまで目にしたことのない新たな側面 (残虐で狂気に満ちた側面) を見せる本作は、すべてのバイオハザードのファンにとって、そして初めてバイオハザードに触れる視聴者にとっても最高の作品となるでしょう』とアピールしている。
■シーズン1の制作状況は?
Netflix公式ステータス:撮影中 (最終更新日: 2021.10.30)
米ProductionWeeklyによると、撮影は2021年9月8日に開始され、2021年12月14日に終了する予定だ。ロケ地は、カナダのバンクーバーや南アフリカのケープタウンなどで行われているという。
現在、リリース日についてNetflixから声明は出ていない。2022年以降の到着となるため、続報を待ちましょう。
アップデート情報(2022.6.7更新)
第2回目の開催となる〈Geeked Week〉でリリース日が解禁!
2022年7月14日(木)に世界独占配信されることが明らかになった。
■シーズン2制作の噂
What’s on Netflixによると、シーズン2はすでに水面下で計画されているとか。もちろんシリーズはまだ正式に更新されていないが、いずれにせよ続編が活発に企画・開発されているのはファンにとっても喜ばしいことだ。
情報アップデートをお楽しみに!