2021年4月21日にNetflixで世界配信されたイタリア発スーパーヒーロードラマ「Zero/ゼロ」は、多くの伏線が回収されないまま幕を閉じた。
気になる続編についてはまだNetflixは正式に声明を出していない。原作の著者であり本作の脚本家であるアントニオ・ディケーレ・ディステファノは米Varietyとのインタビューでシーズン2への更新の可能性について語っている。
『もし次のシーズンがあるとすれば、“次に何が起こるの？” “ゼロはどうしてこんなことをするの？” と大きな反響を呼ぶ必要がある。それが私の目標でもある。』
続編については分からないとも付け加えており、これは彼なりの視聴者へのメッセージとも読み取れるだろう。もしNetflixが2021年半ばまでに番組を更新すれば、シーズン2は2022年初頭に配信される可能性が高く今後の動向に注目だ。
同シリーズはイタリアにおける黒人の社会的現実を描いた初のTVシリーズと称され、脆弱で周縁化された黒人コミュニティを中心に展開されている。企画・開発にあたり、ディステファノは自身のルーツであるアンゴラからインスピレーションを得たという。
既にシリーズの人気は初動ランキングにも表れている。イタリアの視聴ランキングでは初登場1位(4/22付)を獲得し、世界30ヶ国の地域でTOP10入りを果たした。
シーズン1のフィナーレは、不可解なクリフハンガーで視聴者を驚かせ、IMDbのレビュー評価では5.1/10 のスコアで評判は上々だ。続編では『ヴァージン』と呼ばれる謎のキャラクターの正体や、オマールの両親や秘密結社、そして妹の能力について明るみになることが期待されている。
