実話をドラマ化した「ウォーターフロント」がNetflixに登場!─キャスト、あらすじ、リリース情報


どこか憎めないワケあり家族ドラマが好きな人必見、TVシリーズ「ウォーターフロント」(原題:THE WATERFRONT)が、2025年6月19日よりNetflixで独占配信される。

々のヒット作を生み出した脚本家ケヴィン・ウィリアムソンによる新作ドラマ!

本シリーズは、『スクリーム』や『ラストサマー』などのホラー映画で知られるケヴィン・ウィリアムソンが脚本・製作総指揮を務める新作ドラマだ。青春ドラマ『ドーソンズ・クリーク』の生みの親であり、『ヴァンパイア・ダイアリーズ』の共同クリエイターでもある。

また、監督としてマルコス・シーガ(『YOU ー君がすべてー』『デクスター:ニュー・ブラッド』)が第1話と第2話を担当し、製作総指揮にも名を連ねる。さらにベン・ファストがOuterbanks Entertainmentから製作総指揮として参加。制作はユニバーサル・スタジオ・グループ傘下のユニバーサル・テレビジョンが担当する。


話に基づく衝撃のストーリー

ノースカロライナの海が呑む一族の栄光と没落

[Source Images] ©︎ 1997-2025 Netflix,Inc.

「ウォーターフロント」は、ノースカロライナで崩壊寸前の漁業企業帝国を維持しようともがく、過ちまみれのバックリー家の姿を描く実話に着想を得た物語。予測不能な展開が止まらない全8話のシリーズでは、家族内の複雑な力関係だけでなく、築き上げてきたものが失われつつあるとき人はどこまで抗うのかを描き出す。

ウィリアムソンよれば、『結局のところ、追い詰められた状況の中で“少しでもマシな選択”を探す物語なんだ』とその本質をTudumに語る。

『この話に出てくるのは間違いを犯す普通の人たちさ。悪いことをして、気づけばどんどん深みにはまっていく。でも時には最悪の選択を避け、ほんの少し正しい行いができる瞬間もあるんだ』

ウィリアムソンがこの作品に込めた想いは、彼自身の個人的な背景とも密接に結びついている。

プロットの着想には、彼の父親がノースカロライナで漁師として実際に経験した出来事が反映されているという。

うちは代々漁師の家系なんだ80年代に入ると漁業の景気がガクンと落ちてすべてが崩れ始めた…父は家族を養えなくなったんだ。そんなとき誰かが現れてこう言った。──“これをやれば大金が手に入る”って。それを断るのは簡単ではなかったと思う』

ウィリアムソンによれば、父親は一時的に“運び屋”となりボートで薬物の運搬に関わっていたという。
『父はとても誠実な人だったよ。だけど違法なことに手を染め誘惑に負けてしまって…トラブルに巻き込まれた。でも、それで食卓にごはんが並んだし僕は大学に通うことができたんだ』と、当時の様子を述懐した。

「ウォーターフロント」にはそんな父との記憶が込められているが、物語の始まりは1998年のティーンドラマ『ドーソンズ・クリーク』にまで遡る。『あれは僕の自伝の一側面だった』

『ドーソンズ・クリークの第1話で、ジョーイ・ポッター(ケイティ・ホームズ)がこう言うんだ──“うちのパパは、2万ポンドを超えるマリファナの密輸共謀罪で刑務所にいるの” って。それがまさに父が受けた罪状だった。彼は捕まって、刑に服して、出所して─そして僕は大学を卒業した』という仰天エピソードも披露。

両作とも共通してウィリアムソンの自伝的要素はあるが、本シリーズではこれまで語られなかった“もうひとつの側面” を描くという。『いつか実現したかった』とずっと構想を温めていたことを明かしている。


縁こそ最強──バックリー家の絆と選択の連鎖が導く結末とは…

[Source Images] ©︎ 1997-2025 Netflix,Inc.

ノースカロライナ州のヘヴンポートでは長年にわたり、地元の漁業から町の飲食店に至るまで、あらゆるものをバックリー家が支配してきた。だが、彼らの漁業帝国が崩壊を始める─。

家長のハーラン・バックリー (ホルト・マッキャラニー) が2度の心臓発作から回復しようとする間、妻ベル (マリア・ベロ) と息子のケイン (ジェイク・ウィアリー) は家業を存続させようと模索するが、深みにはまっていく…。

彼らが危険な橋を渡り、数々の試みが制御不能に陥っていく中、ハーランが再び采配を振ることに。さらなる問題を抱えたバックリー家の娘ブリー (メリッサ・ブノワ) は息子ディラー (ブレイディ・ヘプナー) の親権を失い、アルコール依存症から立ち直ろうともがいている。そして、一家の将来を脅かしかねない複雑な関係に巻き込まれていく。


──果たして獲物を狙う“サメ”たちが迫る中、バックリー家はどこまで戦えるのか? この夏あなたの目で確かめてほしい。


族の運命を担う登場人物・キャストを総ざらい


ハーラン・バックリー 役

この男、英雄かそれとも悪党か…判断は難しい。ウイスキーを愛し、1980年代に父親と共に漁業帝国を築き上げ、ときには違法行為にも手を染めた。家業から退いた今、その重責は妻ベルと息子ケインにのしかかっている。
──────────
ホルト・マッキャラニー
Holt McCallany
出演作:『アイアンクロー』『マインドハンター』


I

ベル・バックリー 役

ハーランの妻。存続を懸け漁業ビジネスを率いるが彼女のやり方は危うく時に道を踏み外している。息子ケインと軽率な判断を繰り返し事態は深刻化へ…ついには引退していたハーランを再び現場へ引き戻すことになる。
──────────
マリア・ベロ
Maria Bello
出演作:『ビーフ』『ヒストリー・オブ・バイオレンス』


I

ケイン・バックリー 役

ハーランのひとり息子。父との関係は一筋縄ではいかないが、裏切ることなくむしろその影に縛られて生きている。妻ペイトンとの間には娘がひとり。家業から得られる金は望んだ人生ではなく“与えられた人生”への慰めでしかない。
──────────
ジェイク・ウィアリー
Jake Weary
出演作:『アニマル・キングダム』『イット・フォローズ』


I

ブリー・バックリー 役

気性の激しいバックリー家の娘ブリーは、かつて財務管理を任されていた。だが父ハーランと同じように酒に溺れて将来を棒に振ってしまう。今では息子の親権を失い、断酒を続けながら失われた母子の絆を取り戻そうと葛藤している。
──────────
メリッサ・ブノワ
Melissa Benoist
出演作:『セッション』『SUPERGIRL/スーパーガール』


I

ペイトン・バックリー 役

南部仕込みの優雅さと存在感を兼ね備えたペイントンは、ケインの妻であり8歳の娘の母。夫が抱える“父との葛藤”に誰よりも理解を寄せている。
──────────
ダニエル・キャンベル
Danielle Campbell
出演作:『オリジナルズ』『ザ・ルーキー』


I

ショーン・ウエスト 役

新たにバックリー家に雇われたバーテンダー。一家の内情に興味を募らせながら、彼の過去には一族の運命を揺るがす“何か”が潜んでいる。
──────────
ラファエル・L・シルバ
Rafael L. Silva
出演作:『9-1-1:ローンスター』『マダム・セクレタリー』


I

ジェナ・テイト

病に伏した父を看病するため都会の暮らしを離れて故郷へ戻ってきたジャーナリスト。かつての恋人ケインはいまだにジェナへの想いを捨てきれずにいる。
──────────
ハンバーリー・ゴンザレス
Humberly González
出演作:『ジニー&ジョージア』『スター・トレック: セクション31』


I

ディラー・ホプキンス

ブリーの息子で現在は父親のもとで暮らしている。思春期の怒りを募らせ母に対して反発ながらも、祖父ハーランには強い憧れを抱いている。
──────────
ブレイディ・ヘプナー
Brady Hepner
出演作:『ブラック・フォン』『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』


I

さらに、物語に深みを与えるゲスト出演者と、脇を固める実力派俳優も続々登場する。

▲左から:ヘラルド・セラスコ、マイケル・ガストン、トファー・グレイス、デイヴ・アナブル

DEA捜査官マーカス・サンチェス 役にヘラルド・セラスコ、保安官のクライド・ポーター 役にはマイケル・ガストンが出演。
ゲスト出演としてクレジットされている トファー・グレイスデイヴ・アナブルの演技にも注目だ。さらに、ウィリアムソン作品『ヴァンパイア・ダイアリーズ』でおなじみのザック・ローリグが、トロイ役に扮し登場する。


影地はどこ?美しい海と醜い欲望のコントラスト

[Source Images] ©︎ 1997-2025 Netflix,Inc.

ウィリアムソンの映画やドラマに親しんできた人であれば、舞台が彼の故郷であるノースカロライナ州沿岸地域であることにすぐ気づくだろう。サウスポート周辺で撮影された作品はこれで5作目になる。

物語の舞台となるヘヴンポートは架空の街だが、撮影はサウスポートのほかウィルミントンなどで行われたという。

もっともサウスポートを有名にした張本人として語り継がれているが、『ここは本当に素晴らしい海辺の街で人々はその美しさに惹かれてやって来るんだ。それは僕の功績じゃない。僕が誇れるとすればそこからインスピレーションを受けたことだけだ』Tudumに胸中を吐露する場面も。

絵葉書のような美しい景色の裏側には、バックリー家が生き残るために足を踏み入れざるを得なかった暗く重い現実が横たわっている。シリーズ制作にあたって、ウィリアムソンはこの “光と影の二面性” を意図的に際立たせたという。

『登場人物たちは皆、明と暗の両方を抱えている。何が飛び出すか最後までわからない。真昼間に惨事に見舞われることもあれば、真夜中に奇跡のような瞬間が訪れることもある。月明かりに照らされた海辺をロマンチックに歩くこともあれば、同じ場所で誰かの顔が吹き飛ばされることだってあるんだ』


リース情報

  • 脚本/エグゼクティブプロデューサー/ショーランナー: ケヴィン・ウィリアムソン
  • エグゼクティブプロデューサー: ベン・ファスト (Outerbanks Entertainment)、マイケル・ナルドゥッチ、マルコス・シーガ
  • 製作会社: ユニバーサル・テレビジョン (ユニバーサル・スタジオ・グループ傘下)

TVシリーズ「ウォーターフロント」(全8話)は、2025年6月19日よりNetflixで独占配信開始。

作品ページ・予告編は▶︎こちらから

コメントを残す

CAPTCHA