権力とエゴの衝突が引き起こす人間ドラマを描いた映画「Fair Play/フェアプレー」が、2023年10月6日よりNetflixで独占配信開始される。(一部劇場にて2023年9月29日より公開中)
脚本・監督は本作で長編デビューを飾るクロエ・ドモント。恋人同士を対立させる破壊的なジェンダーダイナミクスに焦点を当て、緊張感あふれる人間関係をテーマにしたサスペンスを紡ぎ出していく─。
これは全部ゲームの“スパイス”
野心 競争 欲
高慢 苦悩 情熱 嫉妬
報復 願望 力 誘惑
恋人同士のエミリーとルークが働くのは、競争の過酷なヘッジファンド。
そこに勤める誰もが欲しがる昇進の話が持ち上がり、それまで支え合っていた2人の関係に不穏な空気が漂い始める。
エミリーとルークの間のパワーバランスが修復不可能なまでに変化するにつれ、2人は成功がもたらす真の代償と、野心が招く恐ろしい限界に直面することに…。
壁が迫ってくる?! 監督が操る驚異的な視界狭窄
人間関係がヒートアップするにつれ、何やら壁が迫ってくるような違和感を感じたような…?
─その感覚は間違っていない。
クロエ・ドモント監督は、物語の閉塞感を高めるため実際映画のセットに手を加えていたのだ。
『2人の関係に亀裂が入り始める第2幕の冒頭から最後に至るまで、実はアパートのシーンの壁を10%ずつ寄せていった』とTudumへ明かしている。
『部屋はどんどん狭くなり、迫り来る世界。まるで終わりに近づいているように感じてくるでしょう。物理的に空間を操作して、登場人物の心理状態を反映させたり、あるいは選択させることが好き』
実際に視界を狭めることで、かつて順風満帆だった男女が、競争心と嫉妬が仇となり息苦しく蝕まれていく様子を効果的に描いている。壁が迫っているだけでなく、完全に崩れ去ろうとしているのだ。
フィービー・ディネヴァー × オールデン・エアエンライクが、パワーカップルとして出世街道を駆け上がる!
このスリラーは、ふたりの俳優にとって新たな出発点となりそうだ。
ディネヴァー は、ションダ・ライムズ製作の『ブリジャートン家』で長女ダフネを演じて一躍有名になり、エアエンライクは今夏の大ヒット作『オッペンハイマー』(※日本未公開) で上院議員補佐官を演じ注目を集めたばかり。
監督によると『(二人とも)驚くほどパワフルで何でもこなせる万能な俳優』と評するように、本作では新たな一面を披露している。
配信に先駆け、投資をめぐって競い合うキャストたちを紹介しよう。
スタッフ情報
- 監督・脚本:クロエ・ドモント
- プロデューサー:T-Streetのレオポルド・ヒューズとベン・ルクレール、Star Thrower Entertainmentのティム・ホワイトとトレヴァー・ホワイトおよびアラン・マンデルバウム
- 製作総指揮:T-Streetのライアン・ジョンソンとラム・バーグマン
映画「Fair Play/フェアプレー」は、2023年10月6日よりNetflixで独占配信開始。
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