シーズン5で完結したTVシリーズ『ラスト・キングダム』を基にした長編映画「ラスト・キングダム: 死すべき7人の王」(英題:The Last Kingdom: Seven Kings Must Die)が、いよいよ Netflixで2023年4月14日より配信開始される。
主人公であるベバンバーグの戦士〈ウートレッド〉を10年間演じたアレクサンダー・ドレイマンは、「ラスト・キングダム」の役を最後にもう一度演じるという経験についてRadioTimesへ心境を吐露している。
『最後に2時間スペシャルがあったことは、ある意味僕を解放させてくれた。これは本当に幸運なことだと思うよ』と述べ、ウートレッドは人生を変えるような役であったが、この映画「死すべき7人の王」によって、ようやくキャラクターとの別れができ 楽になったことを明かしている。
一方で、長年一緒に作品を作り上げてきたキャストやスタッフとの別れを惜しんだ。『多くの人とは友人だからまた会えるけど、再び同じ構成で一緒に仕事をすることはないんだ…と思うと、それだけで辛い』
そして『泥まみれになりながら共に過ごす。この広い世界で毎日顔を合わせて一緒に時間を共有することはとても特別なことだった。変な話だけど、それが一番寂しいよ』と付け加えた。
この映画をもって完結を迎えるわけだが、本人にとっては『嬉しいけど切ない』複雑な経験であったと当時の様子を述懐している。
共に戦うか…もしくは暗黒の時代に戻るか…
先住民たちと侵略するデーン人たちとの戦争が100年もの間続いてたその土地に、平和が訪れ、国が統一されつつあった。
しかし、ノーサンブリアを治めるベバンバーグの太守ウートレッドだけは、その地を献上することをためらっていたのだった。そんなとき、エドワード王が亡くなり、2人の息子アゼルスタンとエルフウィアドが王位継承権を争って、再び平和が脅かされることになる。ウートレッドは、かつて自分が後見していたアゼルスタンが戦うつもりであると知り、彼を援護するために立ち上がることに。ところが、彼を影で操ろうとする者の影響を受け、若き王子はかつての少年とは別人と化し、やがてアゼルスタンの行動はウートレッドの親しいものたちの命までも脅かすことに…。
ウートレッドは決断を強いられる。
─自分が忠誠を誓うべきは王か、それとも母国か。
その頃、海岸には新たな脅威が迫っていた。デーンの戦士王アンラフが混乱に乗じて、自らの目的を果たすためにやってきたのだ。アゼルスタンの行動がイギリスの島々に敵を作ることになり、アンラフは彼の敵となった者たちを束ね、イングランド統一というビジョンを脅かす同盟を作っていた。その同盟が彼らの計画への助けを求めウートレッドのもとにやってくる。
またしてもウートレッドは、自分が一番守りたい人たちと、イングランド統一という夢との間で選択を迫られるのだった…。
[Source Images] ©︎ 1997-2023 Netflix,Inc.
キャスト情報
- アレクサンダー・ドレイマン(ウートレッド 役)
- ハリー・ギルビー(アゼルスタン 役)
- マーク・ロウリー(フィナン 役)
- アルナス・フェダラヴィシャス(シトリック 役)
- キャヴァン・クラーキン(ピヤリグ 役)
- ジェームズ・ノースコート(アルドヘルム 役)
- ローリー・デヴィッドソン
- エレイン・キャシディ
監督には、ドラマ版『ラスト・キングダム』のエピソード監督を務めたエドワード・バザルゲットがメガホンを取る。 Netflix作品では『ウィッチャー』『ウィンクス・サーガ: 宿命』の監督としても知られている。
映画「ラスト・キングダム: 死すべき7人の王」は、Netflixで2023年4月14日より配信開始。
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