ホナス・キュアロン監督(『ノー・エスケープ 自由への国境』)の新作ファンタジー・ファミリー映画「アレックスとチュパ」(原題:Chupa)が、2023年4月7日より Netflixで独占配信される。
本作は1990年代を舞台に、チュパカブラの子供 “チュパ” と、13歳の内気な少年アレックスの忘れることのできない大冒険を描く心温まる物語だ。
ストーリーの中心となるのは、UMA(謎の未確認動物)の代表格として知られるチュパカブラ。この映画では神話のモデルをベースにしながらも、毛むくじゃらでキュートな姿に変わって登場している。その愛くるしい仕草や人懐っこさに誰もが癒されることでしょう。
■神話、追憶、そして都市伝説を通して描かれるノスタルジックな物語!
メキシコに住む家族に会いに来ていた少年アレックスは、おじいちゃんの納屋でモンスターのチュパカブラの子供を発見…!
寓話では、成長したチュパカブラは農家の家畜を食べてしまうと恐れられていたが、思いがけず2人は仲良くなっていく。
“チュパ” と名付けられたこの新しい友達には、家族にまつわる秘密を抱えていること、そして生き物の力を利用しようと危険な科学者が刻々と迫っていることが判明するのだった。
チュパを危険から守るため、アレックスは一生に一度の冒険を始めることに。たとえ親族との絆が危機に晒されても、人生の困難に直面しても、自分ひとりで抱えなくたっていいことをこの冒険が教えてくれるのだ。
■チュパカブラって何?
『チュパカブラは90年代前半、プエルトリコで初めて目撃された。その後、ラテンアメリカ全土で目撃されるようになった』と、キュアロン監督はTudumへ神話の歴史について語っている。
『この生き物は、ヤギの血を吸って生き延びていると伝えられている』本作に登場するチュパはそこまで恐ろしくはないが、それでもキュアロンは語り継がれる伝説に忠実であることを目指したという。
『特に90年代に報告されたさまざまな目撃談からインスピレーションを得たよ。僕らの目標は、恐ろしい伝説を元に信じられないほど可愛らしい生き物を作り出すことだった。チュパカブラが持つ不思議な特性として “翼” があるんだけど、翼を持つ哺乳類(コウモリ)はいても、毛むくじゃらで羽を持つ動物は見たことがないだろう』
この小さな生き物が、少年と深い絆を結んでいくという設定に “かわいさ” は必須だったと監督は付け加えている。
ペットと人の間にある繋がりのように、“チュパ” もまた、純粋で言葉を超越した存在として描かれているのだ。
■映画に登場する人間のキャストを紹介!
もちろんチュパは主役だが、映画賞受賞者から新人俳優に至るまで、この映画に出演する人間キャストも怖いくらいにいい。
【左】プロレスの元チャンピオンでアレックスの祖父・チャヴァ役には、デミアン・ビチル が演じている。2011年の映画『明日を継ぐために』でオスカーにノミネートされブレイク。その後『野蛮なやつら/SAVAGES』『ヘイトフル・エイト』などに出演している。
【右】執拗で危険な科学者リチャード・クイ役を演じるのは、クリスチャン・スレイター。彼のキャリアは40年以上に及び、『ヘザース/ベロニカの熱い日』『ロビン・フッド』『トゥルー・ロマンス』の出演で一躍有名に。最近では、『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』で魅せた演技が評価されゴールデングローブ賞を受賞している。
そして、チュパの相棒となる13歳の内気な少年アレックス役には、エヴァン・ウィッテン が抜擢。スレーターとは『MR. ROBOT』シーズン4(最終回)以来の共演となる。その他、SF犯罪ドラマ『Next』や『レジデント 型破りな天才研修医』に出演している。
【左】レスリングが大好きな元気いっぱいないとこのメモ役は、ニコラス・ベルドゥーゴ が演じる。本作で長編映画デビューを果たしている。
【右】メモの姉で大胆不敵なかっこいいルナ役は、アシュリー・シアラ が演じる。彼女もまた本作が長編映画デビューとなる。
その他、アドリアーナ・パス、ヘラルド・タラセナ、フリオ・セサール・セディージョ らが出演している。
■リリース情報
映画「アレックスとチュパ」は、2023年4月7日よりNetflixで独占配信開始。
上映時間は1時間35分。日本語吹き替えあり
作品ページ・予告編は▶︎こちらから