トニー賞とオリヴィエ賞受賞のミュージカルを基にした「マチルダ・ザ・ミュージカル」(原題:Matilda the Musical)がクリスマスの2022年12月25日、満を持してNetflixに登場する。
ここでは配信に先駆け、映画の見どころや、豪華キャスト情報、そして映画版にアレンジされた名曲リストを一挙紹介!
好奇心旺盛なマチルダと、一緒に冒険へ出る準備を始めましょう。
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■受賞歴を誇る人気ミュージカル『マチルダ』をリメイク!
ロアルド・ダールによる児童文学書『マチルダは小さな大天才』は、これまでミュージカルや映画化、ラジオドラマなどへ派生し世界中で親しまれてきた。
「マチルダ・ザ・ミュージカル」はその名の通り “ミュージカル映画” として制作されている。(1996年の『マチルダ』はファンタジー映画という位置付け)これは小説の映画化であり、ミュージカルの映画化でもある、まさに最終形態と言える待望の映像化なのだ。
ミュージカルの製作陣が再集結!
本作の製作陣にはミュージカルを手掛けた錚々たる顔ぶれが参加。演出を務めたマシュー・ウォーチャス、脚本家のデニス・ケリー、作詞作曲を担当したティム・ミンチン が、それぞれの役割をそのまま映画版へと移行し情熱を注ぎ込む。
製作会社はワーキング・タイトル・フィルムズが担当。このスタジオは、『レ・ミゼラブル』や『ビリー・エリオット』『リトル・ダンサー 』などのミュージカルヒット作を手掛けたことで有名だが、悪名高き『キャッツ』を製作したことでも知られている。
ちなみに、トニー賞やオリヴィエ賞など数々の賞を総なめにしたミュージカル『マチルダ』は、2023年春に日本で初公演予定だ。
■正義感あふれるマチルダが、あらゆる困難にもめげず自身の運命を切り開く!
主人公のマチルダは、鋭い頭脳と生き生きとした想像力、そして世界一ダメな両親を持つ好奇心旺盛な少女。
両親がくだらないTV番組といかがわしい儲け話に夢中になっている一方で、マチルダは本を読み漁り物静かに観察力を磨いている。そう、小癪にもささやかな反抗と復讐を企てているのだ!
─自らの人生を変えるべく毅然と立ち上がり、奇跡を起こしていく
マチルダが希望を捨てずにいられるのは、親切なミス・ハニーをはじめ、新しく出会った学校の友達のおかげ。
類いまれな超能力でどんどん空想を膨らませ、正しいことのために毅然と立ち上がり奇跡を起こす─!
■大物スターと次世代を担う子役が夢の競演!
何百人もの応募者の中からマチルダ役を勝ち取ったのは、アイルランド出身のアリーシャ・ウィアだ。所属する演劇学校の舞台で女優としてのキャリアをスタート。2018年に映画『Don’t Leave Home』でスクリーンデビューを果たしている。
ウォーチャス監督はPeopleのインタビューで『ウィアに匹敵する者はいなかった』と当時の様子を述懐している。
映画は日本語吹き替えでも視聴可能だ。声優陣による全力のパフォーマンスも注目したい。
マチルダが新しく出会った学校の友達 [写真左から] ・ナイジェル 役:アシュトン・ロバートソン(日本人声優/川原瑛都) ・アマンダ 役:ウィンター・ジャレット=グラスプール(日本人声優/小金はな) ・(中央:マチルダ) ・ラベンダー 役:レイ・ヤマウチ・フルカー(日本人声優/玉野るな) ・エリック 役:アンドレイ・シェン(日本人声優/小林けんしん) |
大変身を遂げたエマ・トンプソンの肉体改造
2度のオスカー受賞と5度のノミネートを誇るエマ・トンプソンは、私たちを楽しませるのがとてもうまい。彼女のキャリアを振り返ると、繊細な役(『いつか晴れた日に』『Good Luck to You, Leo Grande (原題)』)から、くだけた役(『ハリー・ポッター』シリーズ『マイヤーウィッツ家の人々』)まで、あらゆるジャンルに挑戦していることが分かる。
そして今回の役柄というのが、これまでにないくらい憎たらしく破天荒なキャラクターなのだ。トンプソンは悪人を演じることに『年齢を重ねるにつれて、悪の世界へ踏み出す機会が増え、それはもう、すごくすごく楽しんでいるわ』とNetflixに語っている。
その挑戦には、あごを伸ばし、血管を浮かび上がらせ、髪をきつく束ねるといった、大掛かりな肉体改造を必要とした。毎日朝5時に現場入りをし、6人のチームに迎えられる。2時間かけて装具を身につけ、衣装を完全に着こなすのだ!
配信前から話題!赤いベレー帽の子は誰?
本作を象徴する曲『Revolting Children』が最近TikTokのトレンドを賑わせている。
この光速ダンスを披露する金髪の女の子の正体は─?!
@netflix Behind the scenes of the Revolting Children dance! Only 25 days until Matilda is on Netflix!
♬ original sound – Netflix
赤いベレー帽の少女ことホーテンシア 役を演じたのはミーシャ・ガーベット。
3歳でダンスを始めたガーベットは、それ以来輝かしい功績を残してきた。ストリートダンスの世界チャンピオンに2回、世界ボディポッピングバトルのファイナリストに2回、ブリティッシュ・コンテンポラリー・チャンピオンに2回輝いている。
また、映画『キャッツ』の “Jingle Jangle” で踊り、ジャスティン・ビーバーのライブコンサートのバックダンサーを務めたことも。ダイナミックなパフォーマンスに釘付けなること間違いなし!
■迫力満点の楽曲をチェック!サウンドトラック情報
この映画には、ロンドンのウエスト・エンド(オリジナル版)でお馴染みの楽曲が多く採用、アレンジされている。
サウンドトラックには、舞台でティム・ミンチンが担当した16曲のうち12曲が映画版キャストによって新たに録音。さらに、舞台で作曲とオーケストラの編曲を担当したクリストファー・ナイチンゲールによる10曲のインストゥルメンタル(器楽曲)が収録されている。
ティム・ミンチンが映画のために書き下ろした完全オリジナル曲『Still Holding My Hand』は特に注目!2011年のロンドン初演以来、彼が初めて『マチルダ』のために作った新曲なのだ。
「マチルダ・ザ・ミュージカル」プレイリスト
聴き比べはいかが?
『マチルダ』の音楽についてもっと知りたい人は、オリジナル版であるロンドン公演のウエスト・エンド・キャストもチェック!
■リリース情報
映画「マチルダ・ザ・ミュージカル」は、2022年12月25日よりNetflixで独占配信開始。
作品ページ・予告編は▶︎こちらから