2020年9月に登場したNetflixのミュージカルTVシリーズ「ジュリー&ザ・ファントムズ」は、配信から1年以上シリーズ継続の可否を待っていた番組だったが、18日、製作総指揮を務めたケニー・オルテガのInstagramの投稿によってキャンセルされたことが分かった。
オルテガは、次のように心中を語りファンへ別れを告げている。
私たち『ジュリー&ザ・ファントムズ』ファミリーは、配信以来、皆さんから多大な愛とサポートを受けてきました。この場を借りて、世界中のファントムズに限りない愛と感謝を送りたいと思います。
今週、私たちはNetflixが次のシーズンを迎えないことを知りました。心は悲しみに包まれていますが、チームとして成し遂げたこと、そしてジュリーたち家族と築いた誇りを胸に前に進みたいと思います。
これからも、私たちの仕事とキャリアを応援していただければ幸いです。ハッピーホリデー! 健康で、愛に溢れますように…。
ディズニーから引き抜かれたケニー・オルテガは、『ディセンダント』や『ハイスクール・ミュージカル』を手掛けた監督として知られ、2019年4月にNetflixと複数年にわたる包括契約を締結している。本シリーズはそのプロジェクトの一環として製作された最初のTV番組であった。
シリーズの成績はどうだったのだろうか?公式の視聴統計は発表されていないが、米国、オランダ、オーストラリア、カナダなどの地域ではTOP10入りを果たしている。米国では5位が最高位だった。メディアアナリストのエミリー・ホーガン氏は、この番組がNetflixのファミリー向けフランチャイズにおいて良い試みであったと評する記事を投稿している。
「ジュリー&ザ・ファントムズ」は、国際エミー賞にノミネートされたブラジルのTVシリーズを基に製作されたミュージカル・コメディ。主人公の少女ジュリーは、25年前に亡くなった3人の少年 (ファントムズ) からなるハイコンセプトなバンドの助けを借りて、音楽と人生への情熱を見出していく物語だ。
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