4日、Netflixのコメディドラマ「グランパは新米スパイ」のシーズン3更新が正式に発表された。
シーズン2 の視聴者数落ち込みから打ち切りの可能性も囁かれていたが、作品評価やクリエイター陣との信頼関係が後押しとなり予想外の続投が決定。ここでは、シーズン3の最新情報をまとめて紹介している。

本作は、『パークス・アンド・レクリエーション』や『グッド・プレイス』で知られるマイケル・シュアが手掛けるNetflixオリジナルコメディ。
名優テッド・ダンソン演じる引退した工学教授チャールズが、人生の第二章として私立探偵に転身する姿を描く。
シリーズは2024年11月に配信開始され、爆発的ヒットとは言えないが比較的安定したパフォーマンスを発揮してきた。2025年末までに、シーズン1と2の合計視聴数は4,500万回以上に達している。
視聴者数だけでは測れない更新判断
米Deadlineは今回のニュースに対し、Netflixはアルゴリズム重視ではあるが、更新判断が“視聴者数”一辺倒というわけではないと説明。
特にコメディ作品は制作費が他ジャンルより比較的低いため、視聴者数が突出していなくても「コスト対効果」が成立しやすい、つまり数字が弱くても更新に値するケースがあると分析している。
マイケル・シュア × テッド・ダンソンという“実績込みの賭け”

Netflixは更新理由として、「実績あるクリエイターと俳優への信頼」がゴーサインを後押ししたと述べている。
視聴者数は減少したが、クリエイターのマイケル・シュアと主演テッド・ダンソンとの長年の信頼関係に加え、批評家・視聴者双方からの高評価、そして受賞・ノミネート実績は更新の大きな要因だ。
本作はAFI(アメリカ映画協会)による『2024年の優れたテレビ番組』に選出され、テッド・ダンソンはSAG賞、クリティクス・チョイス賞、ゴールデングローブ賞などにノミネートされている。
また大手批評サイトRotten Tomatoesの批評家における評価が〈シーズン1:96%〉、〈シーズン2:92%〉の高スコアを維持。数字以上に、評価の安定感とブランド価値が重視された。
データ上は55%減、しかし完全失敗ではない
シーズン2は2025年11月に配信されたが、Netflixの週間グローバルTOP10入りを一度も果たせなかった。
前年の同時期に配信されたシーズン1は約2,160万回再生を記録しており、視聴数は約55%減少した計算になる。
ただ注目したいのは、2025年後半だけでシーズン1がさらに590万回再生されている点だ。新規発見、再視聴という“ロングテール型”によりシーズン1と2の合計で4,500万回以上視聴されている。これは長期間でじわじわと積み上がるタイプのコメディ、という稀なケースに当てはまる。
視聴者数低下は作品の失速というより“時期の問題”が挙げられる。
シーズン2は『ストレンジャー・シングス』最終シーズンとバッティングし、話題性・視聴率ともに大きく影響を受けた。
一方でシーズン1は競合が少ない時期に配信され、グルーバルランキングでは初登場1位スタートの5週間TOP5入りを果たしている。このように前シーズンとは条件がまったく違うため、単純比較はできないとNetflix側も理解しているのだろう。
シーズン3の展開はどうなる?(※ネタバレあり)

シーズン2では、チャールズが大学教授として潜入捜査を行い、恐喝事件の真相に迫った。最終的に彼は事件の黒幕を見抜くものの、責任は別の人物が引き受ける形で幕を閉じる。
そして最大の転換点は、チャールズが正式な私立探偵ライセンスを取得したことだ。
Netflixの発表によれば、シーズン3では『チャールズは“プロの探偵”として捜査を続ける』とのこと。これまでの補助的な立場から一転し、自ら事件を引き受ける展開になる可能性が高い。
一方で仕事面だけでなく、私生活の変化も大きな見どころとなりそうだ。ディディとの関係はどう進展するのか、モナは再び物語に深く関わるのか、人間関係の行方も注目したい。
シーズン3はいつ配信される?
これまでの配信スケジュールは以下の通り。
- シーズン1:2024年11月21日
- シーズン2:2025年11月20日
ただし、今回は更新決定が例年より遅れたため、制作スケジュールに影響が出る可能性がある。最短で2026年後半配信の可能性はあるものの、2027年にずれ込むことも十分考えられそうだ。
続報をお待ちください!
視聴数の減少という逆風を受けながらも、評価と信頼で更新を勝ち取った「グランパは新米スパイ」。“新米”を卒業し、本物の探偵として歩み始めるチャールズの新章は、シリーズ最大の転換点となりそうだ。
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