ゼペットも鼻が高いだろう! アカデミー賞受賞監督のギレルモ・デル・トロは現地時間10日、Netflixオリジナル映画「ギレルモ・デル・トロのピノッキオ」でラテン系として初めてゴールデングローブ賞の長編アニメーション映画賞を受賞し歴史を作った。
『アニメーションは映画だ』と感慨深げに受賞スピーチで語ったデル・トロ。『アニメーションは子供のためのジャンルではない。ひとつのメディアなんだ』
このメッセージは「ピノッキオ」のキャンペーンを展開する中で、彼が繰り返し訴えてきたものだ。これまで映画監督として活躍してきたデル・トロにとって、今回初のアニメーションプロジェクトであることは注目に値するだろう。
「ピノッキオ」はもうひとつの意味でも歴史を刻んでいる。この小さな人形の物語は、ゴールデングローブ賞の長編アニメーション賞を、初めてNetflixのようなストリーミングサービスが受賞するという可能性を世に示したのだ。
丹念に作られたストップモーションの撮影に丸2年(!) 、納得がいくまで徹底的に突き詰めた渾身作は、まさに価値ある感動の勝利といえるでしょう。
この日、Netflixの存在感を示した作品はまだ他にも。『オザークへようこそ』の最終シーズンで魅せた演技が評価されジュリア・ガーナーがドラマ部門助演女優賞を受賞。さらに『ダーマー』で殺人鬼ジェフリー・ダーマーを演じたエヴァン・ピーターズがリミテッドシリーズ部門の主演男優賞を獲得する快挙を達成した。
また、『ダーマー』や『ザ・ウォッチャー』など多くのヒット作を生み出したライアン・マーフィーが、テレビ界に貢献した人物に贈られるキャロル・バーネット賞を受賞するサプライズも。
愛と反抗に揺らぐ物語「ギレルモ・デル・トロのピノッキオ」は、Netflixで独占配信中!
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