Netflixの新作映画「私は世界一幸運よ」(原題:Luckiest Girl Alive)で、最初に覚えておくべきことは主人公の名前。『アニー』ではなく『アーニー』だ。
『正しく発音しないと、彼女に切り刻まれるわよ』そう語るのは、映画の原作となったベストセラー小説『Luckiest Girl Alive』の著者であり、本作で脚本家を務めるジェシカ・ノール。
毒舌の裏には多くの闇が隠れている…
主人公アーニー・ファネーリは、完璧とも言える人生を送る辛辣なニューヨーカー。
一流雑誌で憧れの仕事につき、ハイブランドを着こなし、ナンタケット島で夢のような結婚式を控えていた。ところが、犯罪ドキュメンタリー映画の監督に招かれ、名門ブレントリー校に通っていたティーンの頃に起きたショッキングな事件について、彼女の立場から当時を振り返ることに。
アーニーは闇に葬った真実に向き合わざるを得なくなり、やがて完璧だったはずの人生に綻びが生じてゆく…。
この不協和音…脚本家自身の経験に基づいている
小説が出版される前から脚本に携わっていたノールは『このキャラクターには、私自身の物語や経験がたくさん詰まっている』とTudumに語っている。『この物語を書き下ろすのは、私にとってすごく大きな意味があった』と思いを吐露。
一方で監督のマイク・バーカーも、この言葉に強く共感している。『僕の仕事は、別の媒体を通じてジェシカの物語を伝えるようサポートすることだった』と述べ、『女性が前に進むために、長い間隠してきたトラウマと向き合わなければならない、そんなテーマを扱っているんだ』と背景を説明している。
ロマコメの女王ミラ・クニスが新たな一面をみせる!
主演のミラ・クニスは、高校時代の暗い過去と向き合うことになった主人公のアーニー・ファネーリ(左)を演じる。
クニスといえば、TV番組『ザット’70sショー』や『バッド・ママ』『寝取られ男のラブ♂バカンス』などの陽気な役柄に定評があるが、この重厚なタイトルでも見事な演技をみせている。
そして、もうひとりの主演 “ティファニー”こと、アーニーの10代(右)を演じるのはキアラ・オーレリア。奨学金で私立学校に通うも、いじめやトラウマに悩まされる日々を送っている。
オーレリアは、昨年『フィアー・ストリート Part 2: 1978』にシーラ役で出演するほか、スティーヴン・キング原作『ジェラルドのゲーム』のジェシー役など、Netflix作品でもお馴染みの女優だ。
脇を固めるサブキャストも豪華な顔ぶれとなっている。
(写真左から)
- ルーク・ハリソン 役:アーニーの婚約者
フィン・ウィットロック(『アメリカン・ホラー・ストーリー』『ラチェッド』『ラ・ラ・ランド』)
l - ディナ・ファネーリ 役:アーニーの母親
コニー・ブリットン(『ホワイト・ロータス』『エンド・オブ・ザ・ワールド』『ナッシュビル』)
l - ロロ・ヴィンセント 役:アーニーの上司
ジェニファー・ビールズ(『Lの世界』『青いドレスの女』『フラッシュダンス』)
l - ネル・ラザフォード 役:アーニーの親友
ジャスティン・ルーペ(『キング・オブ・メディア』『ミスター・メルセデス』)
(写真左から)
- アンドリュー・ラーソン 役:高校の教師
スクート・マクネイリー(『アルゴ』『ナルコス:メキシコ編』)
l - アーサー・フィンナーマン 役:セレブな同級生
トーマス・バーブスカ(『僕が大人になる前に』『ウェット・ホット・アメリカン・サマー』)
l - ディーン・バートン 役:アーニーの元クラスメート
アレックス・バローン(『DOPESICK』『パパと恋に落ちるまで』)
l - アーロン 役:ドキュメンタリー映画監督
ダルマー・アブゼイド(『アンという名の少女』『ポンペイ』)
映画「私は世界一幸運よ」は2022年10月7日よりNetflixで独占配信開始。
作品ページ・予告編は▶︎こちらから
レイプされたことが黒歴史??
最低すぎる