もしかすると今年最も憂鬱な気分にさせてくれるタイトルになるかもしれない…そんなホラー&カルトシリーズがNetflixに登場する。
「オハイオの悪魔」と題されたこの番組は、『ジャック・ライアン』『コンドル 〜狙われたCIA分析官〜』の脚本家・作家で知られるダリア・ポラティンが、2017年に発表したベストセラー小説『Devil in Ohio』に基づき制作されており、ポラティン自身が脚本・製作総指揮を務めている。
主演には『BONES』シリーズで知られるエミリー・デシャネルが担い、カルト集団の闇に迫る精神科医を演じる。
騒乱の悪魔と謎に満ちたスリリングな物語
物語は、アメリカの田舎町を舞台に、謎のカルト集団から逃げ出してきた少女メイを自宅に連れ帰った精神科医のスザンヌ・マティスを中心に描かれている。
─自分の家族と命を危険にさらすことになるとも知らずに…。
トラウマを抱えた少女と、身近に存在しそうな教団。登場人物へ感情移入を強いられるだけでなく、謎、秘密、嘘、そして拷問という要素も加わり、頭にこびり付いてしまう恐ろしさが残るストーリーとなっている。
カルトや悪魔崇拝の実話がベース
本作は、『サタニックパニック』や、Apple TV+の『サーヴァント ターナー家の子守』を彷彿とさせ、怖いのはモンスターやヴァンパイアではなく、我々の周りにいる人間そのものと思わせるシリーズである。
番組はフィクションだが、著者のポラティンは『オハイオ州で実際に起こった話からインスピレーションを受けている』とFresh Eredに明かし、物語に登場する教団やその思想、さらには信仰の根底にある謎めいたバイブルは、現存する、あるいは存在したカルトを参考にしているという。
研究を重ねたポラティンは、『情報源の詳細は決して明かさないが、少女がどのようにして悪魔のようなカルトから逃れたのか、その内容を聞いた時かなりゾッとしたと言えば(その恐ろしさを語るには)…十分でしょう』と振り返っている。
注目の実力派キャスト
主人公の精神科医スザンヌを演じるエミリー・デシャネル、そして少女メイ役のマデリン・アーサーが物語を引率していく。
前途のとおりデシャネルは『BONES』シリーズの主人公、法人類学者役で人気を博し、一方アーサーは、『好きだった君へ』シリーズや『スノーピアサー』の出演で知られている。
その他メインキャストには、サム・ジェーガー(ピーター 役)、ヘラルド・セラスコ(アレックス・ロペス 刑事)、ザリア・ドットソン(ジュールス 役)、アリーシャ・ニュートン(ヘレン 役)が名を連ねている。
サスペンスと恐怖に満ちた「オハイオの悪魔」(原題:Devil in Ohio)は、全8話の限定シリーズで 2022年9月2日よりNetflixで配信開始。
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