おとぎ話のヒーローと悪役に育て上げる学校に通う少年少女を描いたファンタジー映画「スクール・フォー・グッド・アンド・イービル」(原題:The School For Good and Evil)がNetflixで製作・配信されることが分かった。
ベストセラー作家ソマン・チャイナニの同名小説を基に、『ゴーストバスターズ』『SPY/スパイ』スパイ』『シンプル・フェイバー』で知られるポール・フェイグ監督 がメガホンを取る。
また、著者のチャイナニは数々のヒット作を手掛けてきた デヴィッド・マギー(『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』『メリー・ポピンズ リターンズ』)、マライア・スコッチ・マルモ(『ワンス・アラウンド』『フック』)とタッグを組み、脚本を共同で執筆する。
チャイナニは以前からフェイグ監督の大ファンであったことを告白。
『大好きな監督が、自分の著書をNetflix映画にしてくれるなんて、夢のように光栄なことだよ。雰囲気を作り出す天才だから、予想外の展開が複雑に絡み合う本作にぴったりの監督だ。この映画がおとぎ話の名作になることを確信しているよ。』と興奮を語っている。
■笑いありスリルありの物語の中で、2人の友情が試される!
運命の11月11日の夜。12歳の2人の子供が村から誘拐され “善と悪の学校” に連れて行かれることになったソフィーとその親友のアガサ。
プリンセスになり憧れの王子と幸せに暮らすことを夢見る、色白で美しいソフィーは立派なヒーローになれると信じていた。一方、アガサは人を寄せ付けないひねくれ者で、まさに“悪役”にぴったりの性格だ。
しかし全く正反対の二人は、運命のいたずらでソフィーは悪役学科に、アガサはヒーロー学科に送られてしまう…。
この手違いが、ソフィーとアガサが本当の自分を見つけるきっかけになるとしたら…?
おとぎ話の世界から抜け出す方法はただひとつ。この世界で生き抜くこと─。笑いありスリルありの物語の中で、2人の友情がいま試される!
■シャーリーズ・セロンが悪の教師に!豪華キャスト陣がズラリ
【善】アガサ 役 | 【悪】ソフィー 役 |
ソフィア・ワイリー Sofia Wylie | ソフィア・アン・カルーソ Sophia Anne Caruso |
出演作:『ハイスクール・ミュージカル: ザ・ミュージカル』 | 出演作:『SMASH/スマッシュ』『イーグル・アイ』 |
【善】テドロス 役 | 【悪】ラファル 役 | 【悪】ホルト 役 |
ジェイミー・フラタース Jamie Flatters | キット・ヤング Kit Young | アール・ケイヴ Earl Cave |
出演作:『スヘルデの戦い』 | 出演作:『暗黒と神秘の骨』 | 出演作:『アレックスライダー』 |
【悪】レディー・レッソ 役 | 【善】ダヴィー教授 役 | 【善】アネモネ教授 役 |
シャーリーズ・セロン Charlize Theron | ケリー・ワシントン Kerry Washington | ミシェル・ヨー Michelle Yeoh |
出演作:『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『スノーホワイト』 | 出演作:『スキャンダル 託された秘密』『Ray レイ』 | 出演作:『グリーン・デスティニー』『クレイジー・リッチ!』 |
【善】アガサを歓迎するヒロインたち(写真左から)
エマ・ラウ(キコ 役)、ホリー・スタートン(ベアトリクス 役)、チネイェ・エゼドゥ(チネン 役)
【悪】恐怖を感じながらも踏み入れたくなる66号室の魔女たち(写真左から)
デミ・アイザック・オヴィアウエ(アナディル 役)、フレイヤ・パークス(ヘスター 役)、ケイトリン・アキンペルミ(ドット 役)
その他、校長先生役にローレンス・フィッシュバーン、ピーター・セラフィノウィッツ、ロブ・ディレイニー、マーク・ヒープ、パティ・ルポーン、レイチェル・ブルームらが出演している。
Netflix作品でお馴染みの顔ぶれが揃う!
シャーリーズ・セロンといえば、不死身の兵士を描いたアクション映画『オールド・ガード』への出演で大ヒットを記録した事は記憶に新しい。TVシリーズ『マインドハンター』では製作総指揮としても活躍しており、すでにNetflixで大きな存在感を示している。
また、アカデミー賞受賞俳優のベン・キングズレーがアンサンブルキャストとして参加することが決定。過去に『オペレーション・フィナーレ』や『ウォー・マシーン: 戦争は話術だ!』に出演しており、これで3本目のNetflix作品となる。ミシェル・ヨーは現在製作中の『ウィッチャー』シリーズの前日譚ドラマ『The Witcher: Blood Origin(原題)』に出演予定だ。
■続編はある?シリーズ化への期待
─今後、映画のシリーズ化は期待できるだろうか?
原作の人気を考えると1作目の成功が大きな鍵を握っており、映画の出来に大きく左右されるだろう。多くの視聴者数を獲得できれば、Netflixはさらに5つの小説を映画化することができ、オリジナルコンテンツのラインナップに大きな弾みをつけることができる。
本作は、全6巻からなる『The School For Good and Evil』シリーズの第1巻に基づいて映画化されている。瞬く間にニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーとなり、現在は6つの大陸で30ヵ国語に翻訳(日本語未訳)。250万部超えの売上を誇る大ヒットシリーズだ。
最終巻の『One True King』はハーパーコリンズ社より2020年に発売されており、今もなお世界中のファンから愛されている。
- The School for Good and Evil
- A World Without Princes
- The Last Ever After
- Quests for Glory
- A Crystal of Time
- One True King
■リリース情報
撮影の大部分は北アイルランドで行われ、2021年7月に終了。フェイグ監督が描く特殊効果のビジョンを実現させた。
映画「スクール・フォー・グッド・アンド・イービル」は、2022年10月19日よりNetflixで独占配信開始。
作品ページ・予告編は▶︎こちらから
▼原作もチェック!小説『The School for Good and Evil』(英語版のみ)