「ジニー&ジョージア」シーズン4は制作される?あの衝撃的な最終回を目にすれば誰もが気になるはずだ。
答えはYES。実は2023年5月にはシーズン4 制作決定のニュースは報じられており、2025年2月から脚本チームが本格稼働している。米メディアDeadlineによると、番組が続投された理由について『シリーズの視聴成績が非常に好調だったこと』そして『制作・配信における採算性が見込めたこと』が決め手になったと説明している。
─シーズン4はいつ配信される?
現時点でリリース日についての発表はされていない。脚本チームは始動しているが、本格的な撮影が始まるまでには時間がかかりそうだ。
これまでの配信スケジュールを参考にするなら、シーズン4が追加されるのは早くても2027年頃が妥当と言えるが…あくまで推測にすぎない。
─親子関係・恋愛・家族の闇まで注目トピックを徹底整理
さて、ここからは 【ネタバレ注意】 のシーズン3 注目トピックを総ざらいしていく。
振り返るとジョージアの妊娠疑惑に、刑務所から舞い込んだ父親の警告、そしてジニーの“選択” などなど、かつてない感情の揺さぶりをかけられたシーズン3であった。
残された数々の伏線は、次回作でどのように解き明かされるのだろうか?
シリーズを通じて描かれてきた『過去と現在』『親と子』の連なりが、いよいよ核心へと迫る。果たしてこれは “ただの偶然” か、それとも逃れられない “運命” なのか? 交差する愛と秘密の果てに再び母と娘の運命が動き出す──。
ギルは何処へ…?再登場の可能性はあるのか

過去にジョージアの策略により逮捕され服役していたギル。これはジョージア自身と子どもたちを夫のDVから守るために仕組んだことだった。シーズン3で、息子オースティンが父ギルを陥れる場面は、かつてのジョージアの行動と同じ構図であり、まさに“裏切りの極致” だと俳優アーロン・アシュモアはTudumに語っている。
『獄中で彼を支えていた唯一の希望は “いつか息子と再会できる” という想いだった。にもかかわらず、息子が自分を裏切るなんて…残酷すぎるよ』と役への
思いを吐露した。
真相を知らないギルは、ジョージアが息子を洗脳したと確信している。『ジョージアの手口は分かっている。だが息子に足元をすくわれるとは…この子は間違いなくカウンセリングが必要だ』と自論を述べ、シーズン4でギルがどうなるかはアシュモア自身も知らないと強調した。
しかし主演のブリアンヌ・ハウイーは同インタビューでこう補足する。
『前回ジョージアがギルをハメた時、“これが最後の登場だろう”と思ってたけど彼は戻ってきた。今回もまだ物語の続きがあるはずよ』と再登場の可能性を示唆している。
シンシアは脅迫なしでもギルの冤罪に加担していたか

『いいえ。』シンシア役のサブリナ・グラデヴィックは断言する。『彼女は正義感が強く善悪の区別を重んじる人物なの』とTudumに話している。
ジ二ーから不倫をネタに脅迫されたことで、シンシアは自己防衛のため協力した。彼女は以前からギルの暴力性を察知しており、シーズン2ではアパート申請を拒否、今シーズンではジニーを守るため催涙スプレーを噴射している。
『母親として当然の行動だけど、脅迫が“背中を押した”ことは事実。ギルの危険性を考えれば後悔はない』と説明した。
子育てについて言えば…ザイオンの共同親権申請はジニーにとって何を意味するのか?

ジニーの実父ザイオンが正式に共同親権を求める展開は、アントニア・ジェントリー(ジニー役)にとって『今シーズンで最も好きなシーン』と語るほど意義深い。
そして何より、ジョージアがこの親権申請に反発しなかったことは大きな成長だ。
ザイオンは詩を書くことで自己表現をしてきたジニーの最大の理解者でもあり、夏にはかねてから約束していた韓国旅行へ連れて行く。ネイサン・ミッチェルは『これまでは“ジョージアが一番よく分かっている”という前提で行動してきたけど、ザイオンも父として娘の人生に関わる権利があるんだと気づき始めている』と父親の目線で説明。ジョージアの過去を知り元通りになることはないが、それでも2人は家族であり同じチームなのだ。
なぜシーズン3でジョーとジョージアの関係が進展したのか

ジョージアは、ザイオン、ポール、そしてジョーという異なるタイプの愛を経験している。そして、ジョーだけが『仮面を脱ぎ捨て唯一素顔を見せられる存在』だとクリエイターのセーラ・ランパートはTudumに語っている。
確かにポールとの間にも愛はあった…だがそれは利害関係の側面も強い。ポールは理想的な家庭像を実現し、ジョージアは市長の妻という立場と社会的地位を得た。
だがジョーは違う、他人からどう見られるかを一切気にせず“素の自分”に戻ることができるのだ。
『ジョーのそばにいるときのジョージアは、“16歳で妊娠していなければ” “ギャングに関わらなければ” “人を殺していなければ” どうなっていたのか、という可能性の片鱗を見せてくれるの』と分析する。
シーズン3でジョージアの“本当の顔”が暴かれた後でも、彼女のそばにいる人物こそが“真の味方”。それがジョーだとランパートは言う。
『ジョージアが男性の前で“本当の弱さ”を見せるのは初めてよ。そして、彼女には今それが必要だった』と脚本家のサラ・グリンスキーは付け加えている。
ジョージアは本当に妊娠したの?

クリエイターのセーラ・ランパートによれば── 答えは『イエス』だ。ジョージアは実際に妊娠している…だが、肝心の“父親が誰か”はまだ明かされていない。
『シーズン3は、ジニーが妊娠→ジョージアが妊娠を偽装→最終的に本当に妊娠するという展開だった。そして父親が誰か分からない。声に出して言うと“何このドラマ!?”ってなるよね』とランパートは笑いながらTudumに回答している。
このドラマはずっと『ジニーとジョージアは鏡のように互いを映し合う存在』がテーマにあった。
ジニーは母と同じように妊娠を経験するが、彼女の周りには支えてくれる人間がいてどうするかを自分で決める権利がある。そこが母ジョージアとの大きな違いだとランパートは指摘。そしてジョージアは娘に “選択肢” と “無条件の愛” という自由を与え導いたのだ。子の成長につれて親子関係は形を変えていく…今回の出来事は2人の成長を象徴するものだった。
しかしながら、ジョージアがポール&ジョーの両方と関係を持った後に牛乳を一気飲みする様子を見たジニーのリアクションは……『冗談でしょ?』といったもの。
『だって、オースティンとジニーは“生まれた場所”にちなんで名付けられてるのよ?じゃあこの子の名前は……ウェルズベリー?マサチューセッツ?』
ジェントリー(ジニー役)の冗談に、ブリアンヌ・ハウイーもこう答える。
『皮肉にもほどがあるわ。ほんとに!』
で、お腹の子の父親は誰?

これは視聴者が一番気になる疑問かもしれないが──前途のとおり答えは不明だ。製作陣も父親が誰なのかを明かしていない。だが、キャストたちはそれぞれの想いを吐露している。
ハウイーは、『ポールとの関係は終わった方が健全よ。だからもしかすると “新しい人物” が父親なのかもしれない』とジョージアならではの目線で語った。
一方、ジョー役のアブラックは希望を込めてこう言う。『もし父親がポールだったら……心が折れる』とジョーであることを切実に祈っている。
ジョーとジョージアの急接近が描かれた直後なだけに、視聴者の想像をかき立てるこの疑問はシーズン4における大きな焦点となりそうだ。
ジョージアの両親にはどんな秘密が?

シーズン3では刑務所に収監中の実父がジョージアに警告の電話をかける衝撃的な場面が描かれる。
『母親や義理の父親には気をつけろ─。』
これまでジョージアは『幼少期に父が自分と母親を殺害しようとしたため投獄された』と思い込んでいたが…どうやらその話には事実とは異なる部分があるようだ。
そしてシーズンフィナーレでは、実母と継父がジョージアの自宅前を車で通り過ぎる様子が映し出され──このシーンは彼らがついに『メアリー』(ジョージアの本名)の居場所を突き止めたことを示唆している。
撒かれた“伏線”の断片は、次のシーズンでどこに向かっていくのだろうか?
クリエイターのランパートとグリンスキーは、シーズン4のテーマが〈Cycles and Origins〉になると予告している。
つまり、“Cycles” は『歴史は繰り返す』『母娘の関係性が連鎖する』というドラマ全体の構造を指し、“Origins” は『ジョージアの過去』『ジニーのルーツ』『家族の秘密』といった物語の起源を指している。
ハウイーは『両親との対面や、彼女のルーツに関する新事実が明らかになることを考えると鳥肌が立つわ!』といまから興奮を隠せない様子。『まるでジニーが経験してきたような成長の瞬間の連続になるはず』と期待を寄せている。
彼女は冗談めかしながらも本音を漏らす──『セラピストが必要になるわね…』
名を変え、街を変えても、過去だけは追ってくる。
“メアリー”を知る者たちが動き出したとき、物語は新たな地平へと踏み込んでいく…
シーズン4の続報をお待ちください!
TVドラマ「ジニー&ジョージア」シーズン1〜3 はNetflixで独占配信中!
作品ページ・予告編は▶︎こちらから