まさかの打ち切りへ…Netflix「ザ・リクルート」シーズン3の制作は実現ならず


2025年1月30日、約2年の時を経てNetflixドラマ「ザ・リクルート」がシーズン2に戻ってきた。あのクリフハンガーの結末は誰もがシーズン3への持ち越しを期待したはずだろう。
しかし、Netflixはシリーズの打ち切りを正式に発表し、これによりシーズン3の制作は白紙となってしまった。

このニュースは出演者にも大きなショックをもたらした。

レスター役を演じたコルトン・ダンは自身のSNSで心境を述べている。

リクルートは打ち切りになったよ。とても残念だ…写真や楽しい思い出はInstagramでシェアするけど、改めて僕の口から聞いてほしかった。シリーズを見てくれたみんな、ありがとう。

脚本家のアレクシ・ホーリーはInstagramで “リクルートへのラブレター” と題した長文を投稿。企画開発当初からノア・センティネオとの出会い、シーズン2の撮影に至るまでを振り返り、改めて製作陣とキャストに感謝の意を表した。
『2つのシーズン+映画ってあり得る?─もしそうなったら、我々は迷わず飛びつくよ!』と完結編への意欲はまだ残っていることを控え目に語っている。


2年間のブランクが大打撃…当初の視聴者数取り戻せず

打ち切りの要因には、視聴率の大幅な低下が挙げられる。

同社が毎週公開しているTOP10リストによれば、シーズン1が5,230万の視聴時間を獲得したのに対し、シーズン2は3,180万時間と大幅ダウン。シーズン1の2週目には83%もの視聴率アップを記録したが、シーズン2はわずか4%にとどまった。

この番組もまたハリウッド大規模ストライキの影響で、度重なる制作の延期が余儀なくされたタイトルの一つだった。シーズン1から2年というブランクが開いたことにより、当初獲得した視聴者が再び飛び込む気になれなかったことは言うまでもない。

それでも、「ザ・リクルート」の配信時期は有利に働くとも(見方によっては不利に働くとも)言える2つの番組の存在があった。ラインナップが豊富な1月の枠には、同ジャンルの『ナイト・エージェント』のシーズン2 配信があり、視聴者が一方からもう一方に流れるという相乗効果があった。また、ノア・センティネオの出世作『好きだった君へ』シリーズのスピンオフ作品『愛をこめて、キティより』のカメオ出演も話題を呼び、多くのファンは再注目したことだろう。

今のところ唯一のポジティブなデータは、シーズン1が3週間にわたりグローバルTOP10に返り咲いたことである。

Netflixドラマ「ザ・リクルート」はNetflixで独占配信中。作品ページ・予告編は▶︎こちらから

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