映画「ジェイコブと海の怪物」がNetflixから出航!─オスカー受賞監督が3年半費やした渾身のアニメーションに注目


2022年7月8日にNetflixで配信される「ジェイコブと海の怪物」は、これまでにない超ド級な冒険が待ち受けてるようだ─。

荷物をまとめてコンパスを手に取ったら、いざ出発!


超豪華製作陣が歴史に残る大冒険へと連れ出す!

[Source Images] ©︎ 1997-2022 Netflix,Inc.

アカデミー賞受賞のクリス・ウィリアムズ監督(『モアナと伝説の海』『ベイマックス』『ボルト』)によるこの長編アニメーション映画は、モンスターに溢れる世界へ、そして歴史の1ページに刻まれる壮大な冒険へと視聴者をいざなう。

ウィリアムズは監督を務めるほか、ネル・ベンジャミンと共同で脚本を執筆し、ジェド・シュランガー(『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』『ボス・ベイビー』)と共にプロデュースも担当している。

\クリス・ウィリアムズを深掘り/

90年代後半から主にディズニーで活躍した監督。最初に携わったプロジェクトは『ムーラン』で、ストーリー・アーティストを務めた。その後、ディズニーのヒット作『モアナ』『ベイマックス』など様々な形で役割を担ってきた。

本作の制作が発表された当時、ウィリアムズは『この作品は僕がずっと挑戦してみたかったテーマの物語だ』と述べ、主人公が未知の世界に飛び出す冒険心を自身に重ね『僕も同じことをしてるからね』と答えている。

それもそのはずウィリアムズは、近年Netflixがディズニーから引き抜くことに成功したクリエイターの一人である。『自分がいつも作りたいと思いながら、作ることができなかったものを実現できる場所』とNetflixへ移籍した理由を明かしている。



伝説のハンターが織りなすアクション満載の物語

[Source Images] ©︎ 1997-2022 Netflix,Inc.

恐ろしい怪物たちが海を闊歩していた時代、モンスターハンターは英雄として讃えられていた。その中でも比類なき人気を誇る凄腕ハンター、ジェイコブ・ホランドは人々から最も愛されていた人物である。

そんなある日、怪物を仕留めるため海に出たハンターの船に、少女メイジ―がこっそり忍び込むというハプニングが発生。

[Source Images] ©︎ 1997-2022 Netflix,Inc.

思いがけず旅の道連れとなった2人。待ち受けるのは、未知の海域で繰り広げられる壮大な大冒険!!


キャラクター/キャスト/声優

凄腕ハンター
ジェイコブ・ホランド

───────────
【オリジナル版声優】
カール・アーバン
【日本語版声優】
武内駿輔
伝説の船にもぐりこんだ少女
メイジー・ブランブル

───────────
【オリジナル版声優】
ザリス=エンジェル・ヘイター
【日本語版声優】
境葵乃
イネビタブル号の悪名高き船長
キャプテン・クロウ

───────────
【オリジナル版声優】
ジャレッド・ハリス
【日本語版声優】
木村雅史

海の世界に引きずり込まれるような臨場感!圧倒的リアリズムにこだわったアニメーション

クリス・ウィリアムズにとって最初のNetflixプロジェクトとなった「ジェイコブと海の怪物」は、約400人の関係者が携わり、制作に3年半を費やした。コロナ禍でも製作は活発に行われ『仲間とリモートで課題に取り組むのは大変なことだった』Animation Magazineの取材で振り返っている。

『プロダクションデザイナーとクリスの息はぴったり合っていた』と語るのは、『ズートピア』『ミラベルと魔法だらけの家』を担当したプロダクション・デザイナー(映画全体における美術プランの責任者)のマティアス・レヒナー。

アリズムへのこだわり

レヒナーが常に心がけていたのは、イラスト的なスタイルに偏らずリアリズムに近づけることだったという。『物語の本質は船乗りの話だからね。作り話ではあるけど、きちんと現実に基づかせたかったんだ。キャラクターに関しても同じで、特に大きな目や小さな目、肌の質感など、顔の特徴をどこまで表現するかは、絶妙なバランスを意識しながら取り組んだよ』と明かしている。

前途したリアリズムの追求は船の構成にも表れている。『ディテールや操船が正確に機能しているかが重要』と語る制作陣にとって、乗組員や司令塔の仕事ぶりから航海術、風向きまで、すべてが物語と船そのものを構成する上で必要不可欠な知見だったという。

『でも本当に大変だったのは“帆”だったよ』と強調し、『カメラがどこに置かれても、帆が正しい方向を向いていなければいけない』と、細部までのこだわりをアピール。『この映画を観た船乗りが、“うまくできている” と思ってくれるかどうか、それが僕らの目標なんだ(笑)』と続けた。

大の焦点は“スケール”

繊細で小さいディテールから巨大サイズまで、もうひとつの大きな焦点はスケール感だ。特に、近くから見た怪獣と遠くから見た怪獣の質感を、どう表現、区別するかは工夫が必要だった。

[Source Images] ©︎ 1997-2022 Netflix,Inc.

ビズデブ(ビジュアルデベロップメント)の役割を担ったのは、彫刻を専門とするアーティストのアンドレア・ブラシックだ。

本作では、微妙な曲線や平面ではつかみきれない各部のボリューム感を調整するため、粘土を用いてモデル化する工程を踏んでいる。
まず、ラフな全身像から着手し、筋肉の構造や皮膚の表面を表現しながら洗練させていく。全体のバランスを見ながら、何度でも細かな調整が行えるのもクレイモデルを採用するメリットだ。

その後、3Dスキャンを行い最高解像度でクリーンアップを行う。最終的なデジタルモデルは、アニメーションと視覚効果を担当したソニー・ピクチャーズ・イメージワークスに委ねられアニメーション用に変換している。

カラフルでスケールの大きな冒険「ジェイコブと海の怪物」は、まるで未知のアイデアに溢れた広大な海を航海しているよう。アニメーションの可能性を示す作品になることは間違いないだろう。


リリース情報

映画「ジェイコブと海の怪物」(原題:The Sea Beast)は、2022年7月8日よりNetflixで独占配信開始!

作品ページ・予告編は▶︎こちらから

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