Netflix × 是枝裕和の初タッグが実現!─複数のプロジェクトが進行中『一番やりたいのは連ドラ』


Netflixは、『万引き家族』『そして父になる』『海街diary』など数々の名作を生み出してきた是枝裕和監督と初タッグを組み、映画やドラマの企画・制作を行っていくことを発表した。

この共同プロジェクトにより日本発の実写作品のさらに拡大し、新たなスケールでの映像づくりに挑戦していく。

▲是枝裕和監督

是枝監督は、2018年の映画『万引き家族』でカンヌ国際映画祭パルムドール賞を受賞し、日本人監督作品として21年ぶりの快挙を成し遂げたことで知られている。いまや名実ともに日本映画界を代表する映画監督である。


是枝裕和監督が意気込みを語る!

是枝裕和監督は現在、連続ドラマを1本と、これまでにないスケールの映画制作に励んでいるという。インタビューではNetflix初タッグの心境や、いま進行中の作品について明かしている。(※一部抜粋)

YouTube channel:Netflix Japan

Netflixに期待すること

正直、一番やりたいのは連ドラなんですよ。ただ、なかなか僕のやりたいものは国内の地上波で実現できるかというと…ちょっと難しいところがあります。

今はコロナ禍で劇場公開映画の企画もなかなか難しい状況で、制作が延期になったりしていますよね。そういう中で、以前から暖めていた企画が、このタイミングでひとつふたつと具体的に動き始めました。今まで僕がやってきた枠組みのスケールとは違い、ドラマもNetflixと組まなければ実現しなかったものになっています。発表の場が広がるというのは作り手にとって大きな変化です。

ま手がけている作品について

ドラマでは総合演出という、いわゆるショーランナーという形でシリーズの何話かを担当します。若手の監督たちを巻き込んで一緒に作り上げるスタイルは魅力的ですよね。

大がかりなセットを組んでドラマの舞台を作ってますが、国内マーケットだけを視野に入れていたらこんなセット作れないからなって正直思うほど。

それを若手である20代30代の監督たちに経験させてあげられるというのは、素直に嬉しく素晴らしいことだと思います。

場公開と配信の共存について

現実的にみて劇場公開されない尖った作品は、日の目を見ずに終わっていく…そんな状況が日本だけでなく世界的に起きています。そのような作品が “配信”という形で生まれるのはとても大きいことです。

米国なんかは近年アカデミー賞で(ストリーミング作品が)受賞することが増えてますよね。今までのしがらみから離れ、新しい作家が新しい作品を生み出すチャンスになっているのは間違いないです。僕にとってもすごくプラスになっていると思う。


是枝裕和監督の全編インタビュー映像はこちら から。

コラボ作品のリリース情報は随時更新予定。続報をお楽しみに!

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